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ハイジ J シュピーリ作

老人と子ども 2作目

この本をかつて読んだという人も多いのでは
ないでしょうか?
多くの児童書の中にも度々出てくる。
私の小学2年生からの読書人生を
スタートさせてくれた一冊である。
あれから何回読んだことだろう。
その度に思うことは
ハイジのおじいちゃんの頼もしさ。
いつもしっかり大地に根をはり、
大自然の中であたり前に生きている。
そして
孫娘の存在を心から愛し支えている。
ハイジの無垢な心,他者に向けるやさしさに触れ
前回紹介した「おやすみなさいトムさん」の
トムさんも  ハイジのおじいちゃん同様 
生きている力強さ、骨太のやさしさに触れ、
こういう老人になりたいと心から思った。
この関係は 祖父が
一方的に孫を支える関係ではなく
双方向のものであることを教えてくれる。
孫がおじいちゃんに与えてくれるものも
多々あったことを感じさせてくれる。
昔の老人はなんと大人だったのだろう。
そして小さき人の存在がどんなに老人を
支えてくれていたことだろう。
それにしても 
ハイジを使った教育関係のCMに心痛める。
このCM制作者 原作読みましたか?
あなたは子供たちに何を伝えたかったのですか?


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