椎名

主に日常系の本読んでます。 洗濯をして本読んで食事を作ってお風呂に入る。仕事以外の事をして生きたい。

椎名

主に日常系の本読んでます。 洗濯をして本読んで食事を作ってお風呂に入る。仕事以外の事をして生きたい。

最近の記事

文章練習のための感想文③

タイニー・タイニー・ハッピー/飛鳥井千砂 題名にもなっている、タイニー・タイニー・ハッピー(略してタニハピ)という名前のショッピングセンターが主な舞台とされていて、中に入っているお店とかは別段変わったところがあるわけではないのだけど行きたいと思わせる部分が一箇所ある。 正面入口を入るとすぐ目の前にもみの木に似た形の巨大な造木が現れる。高さは三階の床と同じくらい高く、その部分だけ吹き抜け構造になっている。この木がタニハピのシンボルツリーとして立っている。 これだけならただ

    • 文章練習のための感想文②

      レインツリーの国/有川浩 物語に出てくる伸とひとみ、それぞれの気持ちは分かるし、分かるからといっても納得はできなかったり。これは読者参加型の小説だったかと苦笑しました。 人の気持ちは分からない。これは当たり前の事ながらも、そういえばそうだったなんて言われる事柄です。でも分からないからと無視して良い事でもないし、何故何と追求しても良い物事でもない。 なんというか手間のかかる分野です。 この本読んだあと聴覚障害について、ほんと上部だけですが調べてみたり、当人達にとって不愉

      • 文章練習のための感想文

        Twitterだと長ったらしいのでnoto初めてみました。 九月の四分の一/大崎善生 この本四つの短編を合わせた本なのですが、それぞれが独自の空気を持っていて飽きないし何度でも読み返したくなる。けれど物の数ページも読んでしまえば先の展開を思い出して唇を噛んでしまう。なんで思い出してしまったのだろうと。 特に好きなのが『ケンジントン「捧げる花束』。冥王星と将棋を中心に回る物語、だと思っている。 この小説を読んで初めて冥王星が美しくも不気味だと感じた。暗闇の中で誰かに見ら