G7でのゲリラ的な日韓首脳会談さえ開催に至らず!菅さんとは挨拶のみで終わった文在寅ロンドン公演なりw
さて、G7だ。文在寅がオブザーバーとして参戦することが決まった時点で、その顛末をお届けする記事のタイトルを「文在寅新喜劇ロンドン公演」とすることを決めていたのだが、どうもそういう展開にはならなかったようだ。どうしてもワシントンでバイデンが炸裂させたクラブケーキ砲や、ぼっち文在寅といったアメリカンギャグを見せつけられた後だけに、笑いの求道者である文在寅が返礼としてどんなギャグを炸裂させてくれるのか?と期待していたのだが、どうにもハードルを上げ過ぎてしまったようだ。
結果的に、単なる菅さんのストーカーと化した三冠王大統領の図、となったしまったことが残念でならない。
ひとまず簡単ではあるが、6月14日現在までに報じられた関連記事をまとめ、G7を振り返ってみたいと思う。
最初はWoWKoreaの記事になる。
文大統領と菅首相、G7で初対面、嬉しく挨拶を交わす
6/13(日) 6:47配信 WoW!Korea
ムン・ジェイン(文在寅)大統領が12日(現地時間)、G7首脳会談が開かれているイギリスで菅首相と初めて会った。菅首相就任後初めて顔を合わせた席となる。
ムン大統領は、英セントアイブスのコーンウォール・カービスベイホテルで行われたG7会議第1セッションの直前、菅首相と遭遇し、互いに挨拶を交わしたと、バク・ギョンミ大統領府報道官が伝えた。
これに先立ち、ムン大統領は昨年9月24日、菅首相就任記念の日韓首脳電話会談で初の対話を行い、昨年11月14日のASEAN+3首脳会議では映像で挨拶を交わした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ea4e18ec25e63b1e1e4411c6df05f2b4a7a4f8a
菅さんと文在寅のファースト・コンタクトはたった10秒で終了した。それを日韓首脳会談と報じるWoWKoreaも大概だが、偶然に鉢合わせとなった体で待ち伏せしていたとしか見えなかった文在寅も相当だw
というのも、菅さんにしてみればいきなり文在寅の姿があって、それに驚いた以外の感情がなかったことがよくわかる、そんな程度の「一瞬」で、あれを会談だと書き立てた韓国メディアにはまた不信感を募らせたに違いない。
というか、この時の菅さんの気持ちをキャプションで表現するなら「何故お前がここへ出てきたんだ?」以外にない。もしかしたら、きもい、気持ち悪い奴だわぁ・・・、くらい書き加えてもいいかもしれない。
ちなみに、2019年6月に大阪で開催されたG20の際には、安倍さんが文在寅と接触したのは悪手のみでわずか8秒間だった。あの時よりはまだ菅さんが文在寅へ多く時間を割いたことにはなるが、じゃあ当時と今でそれだけ日韓関係が改善されたかと言えば誰もそうは思わない。逆に、「なんでお前が?」な空気を漂わせた分、G7の方がより冷えていたと言っていい。
何にしても、挨拶程度で最初の接触を終えたことは菅さんのファインプレイだった。立ち話でもしようものなら、その写真に「菅首相が韓国へのワクチン供給を約束」とか希望、願望を書きまくるのが韓国メディアだ、そういうネタにされやすいモノを現場で封じておくことは、対韓外交の初歩の初歩なのだからね。
で、日本側はこういう報道だった、と。
大変心苦しいが、共同通信の記事になる。
韓国大統領があいさつに来たと菅首相
6/14(月) 0:45配信 共同通信
【コーンウォール共同】菅首相は、韓国の文在寅大統領とのあいさつに関して「同じ会場にいてあいさつに来られた。失礼のないようにあいさつした」と述べた。元徴用工問題などで韓国側が解決策を示すべきだとの認識を改めて示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6495909efa6cc3f7fc7c9c9c9b75b45ad8792575
ネット記事をコピペするスタイルを始めてかなり時間が経っているのだが、こんなに短い記事を貼り付けた記憶がないwしかもそれが、日韓の首脳がすれ違った場面を扱ったものなのだから、5年くらい前ならありえなかったし、異様に映る光景だったことだろう。
だが、この素っ気なさ、体温の低さこそが日本政府の韓国へ向ける関心をダイレクトに表現している。
しかも「失礼がないように挨拶をした」という社交辞令のサンプルのような一文が、また強烈だ。普通、少しでも親交がある相手に対してこういう表現は使わない。特に相手が韓国の場合は、無視しただけで謝罪と賠償だ!と騒ぎ出すので、失礼がない程度であっても「目に見える形で示してやらなければならない」のだ。挨拶をされたからし返した、そういう「社会人として最低の礼儀はクリアしている」ことが大事で、それ以上は不要、そういう線引きは常に心得ておくべし、なのだ。韓国人が側に来るってことは、かように面倒くさいものなのだよ、マジでさ。
それにしても、どんだけ菅さんは文在寅を迷惑に思ってるんですかぁ?だw
まぁ、この短い記事だけで、決して菅さんの方から文在寅へ近づいて挨拶をしたなんてことはない、とはっきりわかる。逆に、韓国メディアが二人のことをどれだけ膨らませて書こうが、全部嘘だとぶった切れ、というサインだとも言える。覚えておくべきポイントだろう。
で、当然ながらロンドンでのゲリラ的な日韓首脳会談も実現はしなかった。
日本政府としては、6月5日の時点で開催しない方針を決めていたのだが、外務省がその後に韓国側との調整を続けていたようなのだ。
まず、先週末に共同通信が報じた記事がこれだ。
政府、日韓首脳会談を設定せず G7開催時、歴史問題で
6/5(土) 21:01配信 共同通信
日本政府は、韓国の文在寅大統領がゲストとして出席する英国での先進7カ国首脳会議(G7サミット)に関し、事前に日韓首脳会談を設定しない方針を固めた。複数の日本政府筋が5日、明らかにした。歴史問題で韓国から実効性のある打開案は示されておらず、菅義偉首相が対話に臨む環境は整っていないと判断した。短時間接触についても、応じる必要はないとの消極論が政府内に根強い。
関係者によると、日本政府は韓国側に首脳会談を打診していない。韓国側も会談を日本政府に持ち掛ける構えを見せておらず、双方がいずれもトップ対話を提案せずにサミットを迎える公算が大きい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b71f0949505b8c71b0893f513f56db53810a1de
しかし、14日になってこういう報道がされたわけだ。
こちらは、大変心苦しいが時事通信の記事になる。
日韓会談、日本側がキャンセル? 竹島周辺訓練を理由に 聯合ニュース
6/14(月) 11:35配信 時事通信
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは14日、英国で行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて、日韓両政府が略式の首脳会談を行うことで暫定合意していたが、日本側が一方的に取り消したと報じた。
日本側は、キャンセルの理由として、今週予定されている島根県・竹島周辺での韓国軍による訓練を挙げたという。
G7サミットに出席した文在寅大統領は菅義偉首相とあいさつを交わしたものの、会談は行われなかった。韓国外務省当局者は聯合に対し、「開かれた姿勢で日本側が呼応することを期待した。しかし、日本側は例年実施している訓練を理由に実務レベルで暫定合意していた略式会談に応じず、遺憾だ」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/946b83ad267db175f6c01da609f1fe98a495bfbc
日韓首脳会談を開催しない理由として、日本政府は「韓国側が実効性のある解決策を提示せず、竹島問題などで日本を批判している現状を受けてのこと」を挙げていたが、14日の時点では「韓国が竹島周辺での訓練を実施すること」とより具体的な事例を加え、だからやらないんだ、と念を押した形にしている。
一応、ネタ元の連合ニュースは日本側が直前になって、一方的にキャンセルをしてきた、と書いて「日本が悪い」を落としどころにしているが、これも大嘘だということだ。
日韓のみが話をしているのであれば、挨拶だけでG7での日韓イベントは終わると見ていたが、万が一バイデンが間に入るようなことがあれば仕方なく、のパターンはあったかもしれない。
だが、実際にバイデンは現場でそういう動きは見せず、菅さんも当初予定の通り文在寅のすり寄りを突っぱねて終えることができた。つまり、日米の韓国に対する温度は更にここまで下がっていた、というわけだ。
これで、韓国と裏で交渉を進めていたであろう外務省の動きが明らかになっただけでなく、政府の意向に歯向かう省庁というここ最近のトレンドが大げさな話ではないこともはっきりした。アビガンの承認を拒み続けた厚労省しかり、前川のような俗物に牛耳られていた文科省しかり、外務省も今後は碌な仕事をしない連中だというイメージを背負っていくことになるだろう。
一方、韓国側もじわじわと日本の圧力を感じる展開になったものと思われる。
特に、竹島周辺で韓国軍が訓練を行うから日韓首脳会談は開催しない、という日本政府の意思を突き付けられたことは大きかっただろう。今までは黙認していたというのに、急にそんなことを言い出すのか?なのだから。今回の開催拒否はある意味、竹島は日本固有の領土で、韓国に好き放題はさせない、と宣言したに等しいのだ。
文在寅がここから更に竹島を独島と呼び、韓国軍へ訓練を命じることができるのか?お前が本当の反日魂って奴を見せたいのなら、韓国軍を率いて竹島上陸を果たすしかない。それで自衛隊に射殺されて英雄になりやがれ、ということだ。できるもんならなw
そしてもう一つ、菅さんはG7で韓国に対する日本の姿勢を表明している。
中央日報の記事になる。
「日本、G7の拡大に反対…韓国の場合、ゲスト国として呼ぶのはいい」
6/14(月) 6:47配信 中央日報日本語版
日本が主要7カ国(G7)に韓国やオーストラリア、インド、南アフリカ共和国を参加させて「D11」に拡大・改編することに反対したと日本経済新聞が13日、報じた。
報道によると、日本は「ゲスト国として韓豪印を呼ぶのはいいが、G7の枠組み拡大には反対だと訴えた」とG7関係者が明らかにした。
今年G7首脳会議には韓国、オーストラリア、インド、南アフリカ共和国がゲストとして招待された。
今年G7首脳会議の議長を務めるボリス・ジョンソン英国首相は、韓国など4カ国とG7を合わせて「民主主義(Democracy)11」という意味でD11と呼んだと開幕直前に声明で明らかにした。
これを受け、一部ではG7がD11に拡大することに肯定的な意見が出た。しかし、日本政府がこのような試みに反対の立場を示した。韓国が参加する場合、日本はアジア唯一のG7という地位を失う。
ロングボトム駐日英国大使はサミット直前に記者団に「英国はG7の枠組み拡大を提案していない。G7が民主主義国としての価値観を最も共有できる場だ」と語ったと新聞は伝えた。
新聞は、当面は「D11サミット」の実現はなさそうだと診断した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d056e154bed37dde388e4d363727e48f8b882f09
G7に今回オブザーバーとして参加した韓国、オーストラリア、インド、南アフリカを加え、今後はD11として開催しようという提案に対し、菅さんがG7のままでいい、D11は不要だと新体制への移行を明確に拒否したのだ。
中央日報は日本が韓国のG7入りを邪魔している的な論調で、愛国心をいたく傷つけられている様子だが、ロシアでさえ排除してのG7に韓国を加えてどうするよ、が各国の本音ではないのかと思う。しかも、今回は韓国と南アフリカを除けばG7+クアッドという形でもあり、よりブルーチームとはこの面子だ、と結束をアピールすることもできる。そこに韓国?どう考えても無意味だろうよ、中国に隷属して事実上はレッドチームにいるってのにさw
もちろん、韓国のG7入りにはドイツも反対している。
当時外相だったカンギョンファBBAがマース外相と会談をして、韓国のG7入りを後押しして欲しいと依頼した際に、ゲストでなら1回だけ支持してあげますよ、と答えられてBBAが二の句を注げなくなったことがある。あれも十分に赤っ恥な一件だったはずだが、文在寅はロンドンまでのこのこ出かけていき、菅さんのストーカーに成り下がった(いや、本来がその程度の輩かw)と考えれば、よくもまぁ生きていられるよなぁ、と感心するレベルだ。
しかし、これはマジな話なのだが、ここまで拒絶されたG7に顔を出してしまい、文在寅に何かプラスってあったのだろうかね?ま、今ごろ中央日報や朝鮮日報が外交成果はあった!ドイツが、フランスが、韓国にぃぃ!とか捏造ネタを捻り出している頃だろうけれどさぁ。
それでまた笑ってやることにするから、いいネタを頼むぜ?ん~?w