失敗ロケットで愛国心が崩壊する韓国をあざ笑うように、日本が「普通に」H2Aロケットを打ち上げるw
別に、日本が韓国をあざ笑う為にこんなスケジューリングをしたわけではないのだろうが、それにしたって昨日の今日でこの展開は笑わせてもらった。
というわけで、今日は韓国初のロケット打ち上げを振り返りながら、日本がさくっとH2Aロケットを打ち上げ、韓国ができなかった「軌道投入」もあっさり成功させた話をお届けしたい。
まず、振り返りから始めたい。
聯合ニュースの記事になる。
韓国初の国産ロケット打ち上げ 衛星軌道投入は失敗(聯合ニュース)
2021.10.21 20:10
ヌリの飛行は全過程が正常に行われたが、ダミー衛星が目標の速度に至らず、地球低軌道に乗ることができなかったという。
ヌリは南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから打ち上げられた。1段目の分離やダミー衛星を保護するフェアリングの分離、2段目の分離、第3段エンジンの点火と停止を経て、高度700キロでダミー衛星を分離した。
ダミー衛星が目標の速度に達しなかったのは、第3段のエンジンが予定より早く停止したためという。
・・・
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20211021005100882
打ち上げに失敗した韓国のロケットはヌリ号という。
今回はあくまでも試運転で、ロケットに積んでいたのは人工衛星本体ではなく、重さ1.5tのダミー(イメージとしてはバラストと言った方が近いのかな?)だった。第一弾ロケットは75tのエンジン4基をクラスター噴射し離陸、第二段ロケットも75tエンジン1基を噴射させて分離、までは成功したものの、衛星軌道にダミーを送り込む前にエンジンの噴射が止まり、投入に失敗した、が少し詳しい状況になる。
初報的にお届けした過去記事では、死者に鞭打つ行為も大人げないかなぁ、と徹底的に叩くことはしなかったのだが、実は韓国にとって「この失敗」は2回目になる。
羅老 (ロケット) - wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%85%E8%80%81_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
ロシアと韓国で共同開発したナロ(羅老と書いてこう読む)号というロケットが過去にあり、こちらも打ち上げに失敗しているのだが、この時は韓国製キックモータに搭載されたフェアリングの展開部分がうまく作動せず、結果今回のヌリ号と同じように衛星軌道への投入を果たせなかった。
なので、どうも韓国はまた同じセクションで同じエラーを起こした、要するに失敗を克服できずに再び落ちた、ということなのかな、と推測している。まぁ、エンジンを4基クラスター噴射させるまでは見よう見まねでもできたが、高々度でのタイミング制御や部品の熱耐性といった核心技術までは盗み切れていない、そんな印象だ。
まぁ、冒頭でも書いたが、ヌリ号はあくまでも試運転であって、韓国政府もそう表明していたのだから、成功しなくても問題はない。
・・・はずだったのだが、ご存じのように、韓国メディアが踊り狂っていた、と。何しろ、発射までの間、3分おきに速報を出すほどの浮かれっぷりだったのだがから、さすがにそこまで騒ぐことか?と日本人は引きっぱなしになっていたわけだ。
というか、おいら自身、日本が人工衛星の打ち上げに成功した、で喜んだ記憶がない。いや、確かに1970年に「おおすみ」の打ち上げに成功した時も、何らかの形で目にはしていたはずなのだが、テレビで見たのか、新聞の写真だったのかもあやふやだ。それよりも、1969年7月に月面着陸に成功したアポロ11号の方が遥かに強く覚えている。
確か60年代の記憶について書いた記事でも取り上げたが、ちょうどあの時、おいらには弟ができるのか?という我が家でもエポックになるような時期だった。お袋が産婦人科へ入院したので、夜帰宅した親父と一緒に庭で洗濯物を干していた時に、親父が月を指さして「今、あそこに人間がいるんだぜ?」と言った様子をありありと思い出すことができる。
しかし、結局弟は生まれず(死産だった)、家族がもう一人増えるまでにはまだしばらく時間が必要になる。そして、都市伝説ではあの感動的だったアポロ11号がハリウッドで撮影されたニセモノだったという話もあって、時間と共に随分と印象も褪せていくものだなぁ、と思ったりするわけだ。
まぁ、正直なところ、宇宙に対するロマンは、69年あたりで止まったままになっているのが正直なところだ。何しろ、今は逮捕歴のある経営者が私財を投じて北海道からロケットを、なんて話を現実に進めていたり、金さえ積めば飛行機に乗るような感覚じで高々度飛行を経験することもできる世の中だ。人工衛星の打ち上げで胸を躍らせろ、も難しい注文だと言っていい。
だから、逆に韓国人どもが令和の今、たかが人工衛星の打ち上げで踊り狂う様は、なんだかものすごく時代が遡ったような気がして仕方がない。
そんな韓国で、最もイキっていたのが文在寅だった。三冠王大統領は、わざわざ羅老 宇宙センターまで足を運び、ヌリ号が失敗する様子を見ている。そして事後、だらだらとくそ長い演説をぶったのだ。
そこで文在寅は「目標を達成はできなかったものの、最初の打ち上げで優れた成果を収めた」、「2027年までにさらに5回、ヌリ号を発射する」、「3兆7000億ウォンを投じて韓国型衛星航法システムKPSを本格推進する」、「民間に技術移転をして低コストの固定ロケットを民間に打ち上げさせる」、「30年までに(ローバーを)月面着陸させる」と、できるかどうかは知らないが、またまた大風呂敷を敷きまくったというわけだ。
まぁ、何も明るい話題がない韓国だけに、ロケット「花火」が打ちあがったということで、神輿に担がれた文在寅も有頂天になったということだろう。無論、韓国の場合は月面探査などの宇宙開発ではなく、ミサイルの自国開発の為にロケット技術が必要という裏のテーマがあるので、そこから国民の目を逸らす為に嘘八百も進んで口から発射する、ということだ。どうせ半年も大統領をやらないんだしね、責任?関係ないね、だw
何気に、韓国側の騒ぎだ何だで長くなってしまったが、ここからは日本の話だ。
5日後の26日、日本はH2Aロケットを発射し、そこから射出された人工衛星も「普通に」軌道投入が成功している。
産経の記事になる。
H2Aロケット打ち上げ成功 衛星は軌道投入
10/26(火) 12:12配信 産経新聞
日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星「みちびき」初号機の後継機を搭載したH2Aロケット44号機は26日午前、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられ、三菱重工業によると、衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ef0d558221de92d52e96140e12a57b47f6c5c2
このシンプルな記事を見ていただきたい。日本にとっては本当に日常の一コマ=ロケット発射ということが強く伝わってくる。これが、最初の打ち上げ成功から51年を経過した国の感覚と言っても、未だに成功0回の韓国人にはわからない話だろう。
2ちゃんだったかのスレで、打ち上げに成功した日本はなぜ騒ぎにならないんだ?という韓国人が韓国内で立ち上げたものが転載されていたのをちらっと見たが、とにかく盛り上がらない日本が不思議らしい。いや、そもそもおまエラと一緒にされたくないけどね。
まぁ、そういうおバカどもにでもわかるように言えば、経験が違うから、になるだろうし、それを為し遂げてきた技術が違う、に行きつくことになるのだろう。「おおすみ」から51年とは、韓国がまだ当時の日本にさえ追いついていない、という意味でもあるのだ。というか、52年、53年・・・、この先どれほどの時間を要するのかもわからない。下手したら1世紀遅れている、だってあり得るのだ。だって、しつこいが韓国はまだ成功0回じゃない?
ああ、そうだな、今回のH2Aロケットの発射は、韓国にとってもいい勉強材料になったんじゃないのかね?そう、これが本物のロケット発射、そして軌道投入だよ、わかったかな?
それができるようになってから、好きなだけ自慢してくれたまえよ、とだけ言っておこうかw