日英の再同盟締結を強く望む。TPPで一緒にやろうぜ!
この話題が全く日本で大きくならないことがおかしい。
安倍さんがフィナンシャル・タイムスとのインタビューの中で、イギリスのTPP参加を歓迎すると発言した。
加えて合意なき離脱を回避して欲しい、とEU離脱を円滑に進めることを求めた。
これに対し、イギリスのボリス・ジョンソン首相が日本との自由貿易協定締結に取り組んでいると表明している。
イギリスのデイリー・エキスプレス紙はこの流れを受け、こんなタイトルの記事を配信している。
「ブリュッセルよ、見ているか。イギリスと日本は、EUとのものよりも巨大な協定を結ぼうとしている」
そしてジョンソン首相の「日本にはイギリスと貿易協定を結ぶ先駆者になってもらいたい、と考えている」ことを伝えている。
順番はどうであれ、このやりとりは日英同盟の再締結を思わせる。
当時はイギリスから「友達になってくれないか?」という呼びかけがあり実現した。
今回のジョンソンのコメントはまさにそれを彷彿とさせるものだ。
イギリスはEUに加盟しているがゆえに、圏外からの商品の輸入には高い関税を通過させる必要があった。
なので、いくら日本製の白物家電が欲しいと願っても、相応の価格になった物を買うしか手段がなかった。
EU離脱が決まったこれからは、その足枷が外れることになる。
一方で、今度はEUとの貿易には離脱に対する制裁関税が常に加わる環境で進めなければならなくなる。
その為、新しい貿易パートナーの開拓は至上命題になっている。
その中で、ジョンソンは第一歩を踏み出す相手として日本を選んだ、ということなのだ。
イギリスは今月から11か月に渡る移行期間に入る。
そこでEUとの取り決めを固め、晴れて独立国の立場を回復していくことになる。
そこでは貿易だけでなく国防に至るまで、大小さまざまな取り決めが必要になるが、ジョンソンはその難題を敢えて「巨大な協定」という言葉を使い、TPP参加への強い思いを表したことになる。
そしてジョンソンは、日本という単語をそこに用いて安倍さんの投げたボールを受け止めたわけだ。
日英同盟は、日本が外国と結んだ初めての対等な条約だ。
いわば、世界から認められた記念すべき最初の一歩だと言っていい。
特に1対1での紛争には中立、1対複数になった場合には参戦という項目が大きかった。
このおかけで日本は日露戦争に勝利することができた。
当時、ロシアと開戦した場合、フランスがロシア側につく可能性があった。
だが、日英同盟を結んでいたことで、自分が動けばイギリスが日本側につくと見たフランスは、それを嫌い派兵をしなかった。
これもあって大苦戦の末ながら日本はロシアを破ることができたのだ。
おいらが、「日本国民が覚えるべき日」の中に日英同盟締結の日を加えた理由がここにある。
2018年8月に当時のメイ首相が緊急来日した際にも、既に安倍さんとの会談で日英は「準同盟」であるというキーワードも飛び出していた。
当時の記事をコピペしたい。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
サポートいただけると、今後のnoteの活動にブーストがかかります。よろしくお願いいたします。