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フォトエッセイについて

ノートは綺麗に使いたいタイプ。

ノートを始めて三週間ほどたちます。

ちょこちょこ不定期に、旅の様子など書いていけたらいいなぁーと思って始めたノート。

一回目は自己紹介として、さて二回目何から書き始めようかと考えるうちずいぶんと日がたってしまいました。

新しいノートをおろすとき、綺麗に使っていきたくてちょっと緊張する。その感じです。

とはいえせっかく始めたノートなので、ふだんSNSで書かないようなことを、気楽に書いていきたいなと思います。

今日は連載中のフォトエッセイについて。

少し前から、来年三月発売『ハンドメイド日和vol.8』の《Atelier momo's closet》の原稿を書きはじめました。

次回で連載三回目になるのですが、このフォトエッセイのお仕事、めっちゃくちゃ、もんのすんごい楽しいのです。

編集さんにイメージをいただいて、お気に入りの写真を選抜し、ああでもないこうでもないと文章を書き、編集さんデザイナーさんに組み立てていただき、見づらくないか読みにくくないか写真はこれでいいのか一字一句修正を重ね、色校、最終調整、校了、本が発売になり全国の本屋さんに並んで、お客様にご感想をいただくまで、手間と時間のかかるこの一部始終、これがもう、まるっと楽しくて仕方がないのです。

じつはわたくし、連載初回にさらっと書いたのですが、高校生の頃からエッセイを書くのが夢でした。

本が好きで、文章を書くのが好きで、創作よりはもっと身近なことを書きたくて。(創作をする脳みそはなかった)
エッセイを書くことがお仕事になったらどんなに楽しいだろう、と思う日々。

「エッセイストになるには引きのある肩書が必要や。」と思った高校生の私は、『現役スッチーエッセイスト』という強烈かつ謎の肩書を思いつき、それを実行するためにスチュワーデス(当時はフライトアテンダントとは言わなかった)になろうとしました。

現役スッチーなら日々いろんな出来事があってネタには事欠かないだろうし、スッチーのしかも現役のエッセイストなんて他にいないだろう。
そして『現役スッチーエッセイスト』というフレーズはひじょうにキャッチーで響きがよい(と思っていた)ので、エッセイ本が出たとき帯にその文言が書いてあったら書店で目を引くんじゃないか、という浅はかで打算的な考えでした。

しかしながら、目的はあくまでエッセイを書くことで、エッセイさえ書ければなんでもよかったわたしは結局、スチュワーデスになるというところに熱意はなく、英語の勉強も頑張れず、唯一成績がよかった国語のほうに進み、
「エッセイを書くには面白い経験や中身が必要や。」という考えから、いったんこの夢を心の片隅のほうに置かざるをえない年月をすごしました。

まったく関係のない職(これはこれで好きだった)に就き、なんやかんやを経て(だいたんに端折る)エッセイのエの字も、夢のまた夢になっていきました。
もちろん、夢としては抱き続けていたんだけど、なんていうか、叶いっこなさすぎて。

それがまさか、青天の霹靂とはこのことで、いろんなご縁とタイミングが重なって、今年の春から、『ハンドメイド日和』でエッセイを連載させていただくことになりました。

え? 好きなことで、、好きなハンドメイドと、好きな旅を、、? 好きな写真と、好きな文章で、、え? 好きに書いていいんですか、、、? しかも、何回も??? アトリエモモの世界観を前面に押し出して????? そんなことって???

神様かと思いましたし、まだ夢かもしれないと思っています。

きっかけをつくってくれた仲良しの作家さんとライターさん、チャンスをくださった、今もくださっている編集さんには本当に、感謝がとまりませんで、関東に足を向けて寝られません。

そんなわけで、大好きなハンドメイドと旅について、大好きな写真と文章を駆使し、細部までこだわりをつめこんだページを作る作業は楽しすぎて、毎度夢中になってしまうのでした。

そうやって作ったページが、綺麗に印刷されて、全国の書店に並ぶの。
もう、こんな幸せなことはないです。

ど素人のくせに、写真や文章に対するこだわりだけは強く、編集さんにはたびたびわがままを申し上げていますが、いつも優しく丁寧に対応していただき、足も向けられなければ頭も上がらない変な体勢になりながら、ひたすら感謝してやっております。

エッセイを書くという長年の夢がかなってしまったことで、「夢って叶うんや!?」と味をしめたわたしは、もうひとつ大きな夢をしっかりめに抱くことにしました。

それは、本を出すこと。

「わたし、文章を書くお仕事がしたいんです」って、何年も前からいろんな人に言っていたらしいのですが、
このごろは、「わたし、本を出したいんです!」と恥ずかしげもなく口にするようにしています。

本を一冊出せたら、もうハンドメイド人生に思い残すことはないかな。
ああぁ、あと、元モーニング娘。の亀井絵里ちゃんに私のつくったお花の髪飾りをつけてもらえたら。あと松田聖子さんにわたしの書いた歌詞を歌ってもらえたら、、。

それはまた、さすがにもう夢の夢でしかないんだけど、思い続けていれば、何かを発信していれば、チャンスがおとずれることはあるんだなって、思うんです。

そのチャンスが来たときには、ぜったいつかまないといけない。チャンスの女神には前髪しかないと言いますが、後ろ髪でも服の裾でも、掴んだもの勝ちなんじゃないかな。

そんなことをね、思っているこのごろです。

えらく長くなってしまったのですが、ものごころついたときから圧倒的に自信というものがなかったわたしなのに、いま長年の夢が叶い心から楽しいと思えるお仕事をさせていただいてる。これは奇跡のようにありがたいことであって、この感謝を忘れずに今自分にできるベストを尽くしていくのが、ご恩に報いることであって、そうしていくことが自信になって、また次の夢につながっていくんじゃないかな、というふうに感じています。

なんか、めっちゃ前向き!

というわけで、これからも、一人でも多くのかたに、面白いな、綺麗だな、素敵だなって思ってもらえるようなものを、いろんなかたちで発信していけるように、がんばっていきたいなと思っています。

今後ともアトリエモモをよろしくお願いいたします。


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