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【台本裏話#02】植物園セリフ枠

さて、また裏話を。

テーマは「植物園」ですが、舞台が「植物園」なわけではなくて、植物に関係する台本の詰め合わせだから「植物園」。そんなセリフ枠でした。

まずは今回台本を書く前に書いたアイデアメモはこんな感じ。

・魔法学校の温室
・植物園デート
・宮廷の温室
・箱庭
・学校の温室、園芸委員の少女
・ディストピア世界の温室、絶滅種の保存
・魔女の植物園
・死神と花
・科学者の温室(植物から生まれた子供)
・植物の擬人化
・植物の精霊
・人から植物が生える

最初はこのテーマで4本も書けるかな…と思っていたのですが…
アイデア書き出したら気がつきました。
「あ、これ、範囲広すぎて無限に出てくるわ」と。
そして、その中から絞ったのが今回の4本でした。
じゃあ、それぞれ裏話をしていきますね。

箱庭ver.
そもそも、今回のテーマを決める時に「箱庭」と迷ったんですよね。
でも、総合的に「植物」をテーマにしたいなと思ったので、「植物園」になったのでした。
そして、アイデアとして出していた「箱庭」くんは、まっさきに頭の中で勝手に喋り出すのです。
曰く、
「気がついてない?ここはあなたの作った箱庭。
 私はあなたの想像した空想の友達。
 あなたの作ったこの庭園を守るための存在。
 ねぇ、まだ私は必要?」
ほぼほぼそのまま「箱庭ver.」のセリフとして採用しました。

魔女の庭ver.
これは…先週の黒魔術師の影響をひきずっています。
「魔女の庭」って、なんかわくわくしませんか?僕だけ?
わけのわからない植物がいっぱいあるところに迷い込んでみたい…。
そしてそこで魔女とハーブティーなどご一緒したい…。
あ、途中に出てくる地名や薬草は、ゴルゴーンにひっかけて、ギリシャ神話からいただいていたりします。

死神と花ver.
実はこれ、高校生の時に考えていたお話がもとになっています。
高校生のときのmomoはふと思ったんですよね。
「なんで死神は鎌もってんの?かっこいいから??
 扱いにくそうじゃない?効率悪くないか?」
って。
もちろん理由はあるみたいなんですけど、それは一旦割愛するとして、
僕なりに、鎌である必要性を考えた結果が、台本にもあるように
”魂が植物と同じ形をしている”でした。
漫研的な部活に入っていたので、本当は読み切り漫画として形にするつもりでしたが、受験とかあって、挫折しちゃったんだよな〜。
ということで、●年ぶりに日の目を浴びたのでした。
本当はもっと長いので、声劇台本か漫画とかの形にしてみたいな〜。

秘密の友達ver.
これは、アイデアメモの「宮廷の温室」からきてるんですけど、
実はちょっと前の薔薇の騎士と姫セリフ枠でやろうとしていたネタでもあります。
本当はもっと薔薇と姫の関係性というか、どうやってお互いに信頼を築いていったか、みたいなエピソードを入れたかったんですけど、うまくまとまらなくて…くっ、実力不足。
あぁ、そういえば姫様が薔薇と別れた後ちゃんと走れるのは、彼女は目が見えないかわりに耳と空間把握能力に長けている…という設定です。
だから、本当は友達が人じゃないことも最初から知っていました。
それでも、広い王宮で孤立していた彼女にとっては心の支えになる友達だったんでしょう。
薔薇が話すことができるのにもなんとなく考えた理由があるのですが、それはまた別のお話。
長くなってきたのでこの辺でやめておきましょう。

それでは、また次回のセリフ枠でお会いいたしましょう〜。
(そのうち過去の台本の裏話なんかも書きたいですね)


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