人と比べてしまう人へ
“あの子はみんなの前でも上手く話せていいなぁ、それに比べて私は…”
こういう人多いよね。でも考えてみて。
-人の長所を見つける力
-自分の改善点を見つける力
あなたはどっちも持ち合わせてるってわけ。
てことは人の長所も短所も見つけられる能力者じゃん。気づいてた？？
それなら見つける対象を変えればいいだけ。
長所を見つける力があるんだから、人だけじゃなくて自分のも見つけてあげて。
そもそもなんで人の長所に目がいくのか。
他人の悪い部分は見えにくく、いい部分が見えやすいから。
上手く話せている”ように見える”だけで本当は緊張してるかも、裏でめっちゃ練習してきたかもよ。
あなたが見てるのはその人の一面でしかない。
仮にその人が努力をしたんだとしたら、その努力がたまたまその時に実ったってだけ。
もちろん人だから得意・不得意はあるけど、そうだとしたらただその人はその分野が得意ってだけ。
反対に自分のも、相手からはいい部分ばかり見えてる可能性があるってこと。だから実はお互い様。
対処法は
①思考の癖に気づく
②相手の長所は自責/劣等感→尊敬に変える
③感情の裏に隠されたニーズに気づく
④自分の短所を違う視点で考えてみる
一つずつ紹介してくね。
①思考の癖に気づく
まず相手と自分を比べていること、相手の良い部分を見つけていること、逆に自分の悪い部分に目がいっていることに気づいてみよう。
長所を見つけやすい対象は他人、短所を見つけやすい対象は自分ってことをまず知る。
②相手の長所は自責/劣等感→尊敬に変える
仮にその人と差を感じたのであれば、自分も本当はそうなりたいって思ってるってことでしょ？
だから自分は…って思うんだよね？
じゃあその差を埋めればいいだけじゃん。
自分なんて…って自責して自分を攻撃するエネルギーを”その差を埋めるにはどうしたらいいか“考えることに使ってみて。
その人に「すごいね！どうやったらそんな上手く話せるの！」って聞くのもよし。ネットで検索してもよし。
相手の良い所を素直に「すごいなって」認めて
目標にしちゃおう。
③感情の裏に隠されたニーズに気づく
そもそもあなたが上手く話せるようになりたい理由は何？？
ex)
・自信もってるように見えてカッコよかった
・周りから褒められていて羨ましかった
その気持ちの裏には
“自信を持ちたい” “周りに認められたい”。
実は、その裏には自分の欲求が隠されてることに気づくかも。
じゃあそのニーズを満たすためには？
こうやって深掘りしていって自分をどんどん分析して知ってみることから始めてみよう。
④自分の短所を違う視点で考えてみる
ex)
心配症で行動できない
→リスクを事前に考えられる人
こうやって視点を変えれば短所は長所になるでしょ？
逆も然りね。長所は短所にもなる。
見方はその人によって違うから、100人いたら100人が認める長所も短所もない。
だからあなたがそう感じているだけで、世の中にはそう感じない人もいるってこと。
つまり結局、長所と短所は表裏一体。
持つ力をどの視点から見たかってだけ。
その視点で見た時に、プラスの意味で捉えたなら長所になるし、マイナスの意味で捉えたなら長所になる。
見方によって長所と短所は表情を変える。
だからその状況に応じて自分の持つ力を上手く出し引きできればいい。変わる必要はない。
例の話に戻るけど、心配症がマイナスだと思うならそのリスクに対処できる能力さえ身につければ最強じゃん。
そもそもなんで、それを短所だと思ったか、
その背景はなんだろうってとこまで深掘りする。
「心配症」を「リスクを考えられる」という長所じゃなくて短所として捉えた背景。
ex)とりあえず行動できる人が羨ましい
なぜ？
ex)行動することで得られる経験があると思うから
つまり、その視点の裏には”経験を得たい”っていうニーズがあるってことに気づく。
じゃあ動かないと経験は得られないのか。
答えはNO。
動いたからと言って経験を得られるわけじゃない。
行動しないことで得られるものもある。
ex)
・お金が貯まる
・踏み出す時期を吟味できる
とかね。
“経験を得たい”というニーズがあるなら行動したとしても経験をその出来事から見出せなければニーズが満たせてないわけだから意味がない。
今度は多分”やらなければよかった”って後悔するだろうね。
てことは経験を見出せさえすれば自分の要求は満たされる。つまり、経験を見出せばいいってだけ。
シンプルでしょ？
要は、大切なのは”何をしたか”じゃなくて“その出来事にどんな意味を見出したか”ってこと。
耳が痛くなるほどよく聞く言葉。
あなたはあなたのままでいい。
あなたのままがいい。
そんなの分かってるよ。
そう思えたらこんな苦労してないよ。
うんうん、そうだよね。
別に人と比べてもいい。
ただそんな自分にまずは気づいてあげてほしい。
長所を見つけられる天才だってこと忘れないで。
どうか自分が辛くなるほど自分を攻撃しないでね。
もし人と比べて落ち込んだら、
“あの子は〇〇できるのに私は…
…(泣) …ん？てか私また人のいいところ見つけてんじゃん。あー困った困った。長所見つける天才もなかなか大変だなぁ”
こうやって気づいてあげてね。