21　クモは家の守り神であり　幸運のシンボルなんだって！

いいこと考えた　みんなで一緒に遊ぼう！

『ボクいい事思いついたよ。みんなで一緒に遊ぼう。でもその前に　このクモの巣からはどうやってぼく達は自由になれるわけ？　それとどうしてクモになろうと思ったわけ？』
マークンカブトムシが質問するとそれはみんなも聞きたかった事だったので　うんうんとうなずいています。
『それじゃまずはそのクモの糸だけど　それはトカゲおじさんの作ってくれた特別なクモの糸なの。ぎゅうぎゅう思い切り力を入れちゃいけないの。手も足も羽も　そおっと　そおっと　ゆっくり動かすと自然に外れるわ。』
『アッ　本当だ　外れたね。』とカマキリ
『クモは昆虫じゃないし羽もないけど　昔から家の守り神とか神様のお使いだとか幸運のシンボルって言われてたみたいなの。朝露に濡れたクモの巣が朝日を受けてキラキラ光る所　見たことある？　ビーズを使ったレース編みみたいで本当にキレイなの。だからかな　クモに興味があったんだよね。』
『朝露に濡れたクモの巣か・・・確かにとてもキレイな芸術作品って感じがするね。』とアゲハ。
『クモって脱皮とかするの？』とセミが聞きました。
『えっとね　何回かするらしいよ。それは身体が大きくなると身体を守っている外側の固い部分が窮屈になるからちょっと大きめの新しい服に着替える感じの脱皮かな。どうこれでいい？』
『うん　いろいろ説明ありがとう。それでそれで　みんなで何して遊ぶの？』とミツバチがマークンに聞きました。
みんなはもう待ちきれない様子です。そこでマークンカブトムシが遊び方について説明しました。みんなはその遊びに大賛成しました。
　それでは準備開始です。
仲間達はみんなで力を合わせてクモの巣をクヌギの木のてっぺんまで運ぶことになりました。
そしてこの時ナーチャンコガネムシには別のミッションが与えられました。ナーチャンは一人で　もりのふるぎやさんの所へと向かったのです