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子どもたちの感性を守る家づくり
子どもが生まれるとどっと持ち物が増える。本当に恐ろしい程に「どっと」だ。しかも、3か月ごとに必要でなくなっていったりする。
生まれてからだけではない。
成長と共に毎年季節が巡るごとに洋服のサイズが変わる。
サイズアウトしたからといって次の子に…なんて未練がましく捨てられなかったり。
さらにさらには子どもも一人の人間で「子ども達自身の持ち物」というものが存在する。
それはどんぐりや木の実だったり、木の枝だったり、ぬいぐるみ、トミカ…上げ出すとキリがないのだ。
子育て期って「家が多少散らかってたって気にしないのよ、そんなこと気にしなくて大丈夫よ」といったことを言われたりする。私は助産師さんや、市の子育て支援員や先輩ママから言われた。
しかーーーーし
私は「家が散らかっている」ことに耐えられなかった。
子育てのストレスよりも家が散らかっているストレスの方が大きいのでは?と思うほどに。子どもが泣いてどうしようもない状況が散らかった部屋と整頓された清潔な部屋では子どもに対する対応キャパシティは全く違うはず。
私はこのことに気がついてから「断捨離」を徹底した。
例え、自分も一休みしたい子どものお昼寝タイムも断捨離をした。
「懐かしい」「これやっぱ可愛い」なんて葛藤も全部振り切って1年ほど続けた。自分なりに「美しい」「感性を育む」をキーワードに断捨離をしてみた。
だから子ども達が何気なくガチャガチャで手に入れたキャラものや、プレゼントされたキャラクターの派手派手しい手押し車(?)も容赦なく捨てた。(子どもを刺激しないようこっそりとに行うことが大切)
すると明らかに変化が起きた。
・散らかるのレベルが下がる
・視覚的なストレスが激減
・子育てにゆとりが生まれる
・子どもがキャラクターものに熱狂しなくなる
・子どもの物欲が減退した
大人も視覚的にストレスが減ったし、モノを選ぶ価値基準が明確になった。
同じように、子ども達にも影響があった。
大人達よりも子どもに対するコマーシャルは強烈だ。
キャラクターの洋服を欲しがったり、インテリアもキャラクターに染め上げられていくのは「子どもの価値観」でなく、無垢で美しい子どもたちの感性を「商業主義」に染め上げられた結果だと思っている。
断捨離で、親も子どもも生まれもった美しく無垢な感性を取り戻していきませんか。
ここからは余談。
ちなみに我が家は無垢のシェルフに展示するように玩具を毎月並び替え、植物を置き、暖かなクリーム色のソファを設置している。玩具もなるべく木のものを。クッションは同系色のグラデーションカラー。そこにチャーリー・ハーパーのウォールステッカーを貼りミニマリスト過ぎない暮らしを心がけている。子どもには少しのカオスも必要だ。
桃山ももこ