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チャンヌ一家の家族会議議事録第4〜7回
▼これまでの家族会議議事録はこちら
第4回「家族ってなんだろう」
これまでの家族会議の中で、一番るいさんとチャンヌが時間と頭と労力を使った回でした。
この話は一発で、確実に理解してもらいたい。そう思って、どんなことを伝えたいか、どこを強調して何を大切に話すか、るいさんと何時間にもわたって話をしました。
るいさんと打ち合わせした内容で図解を作り、そこから講演形式に文章を落とし込み、そこからさらに削ったり足したりして出来上がったシナリオ。頭使いすぎて、もう頭がなくなるんじゃないかと思ったほどです。
家族って一体何なのか、その定義は?
父親と、チャンヌ&るいさんは子供たちにとってどう違うのか。まだまだ「パパとチャンヌ&るい」が並列に近いように感じていた子供たちに、その違いや、どういった覚悟を持って現在の家族になっているのかといったところを話しました。
きちんと話が伝わるか非常に不安でしたが、結果きちんと伝わった手ごたえはかなりありました。やはり準備に時間を割けば、伝わるものができるのだなと思いました。
第5回「同性婚の話」
LGBTQファミリーの団体・にじいろかぞくさんが企画されている「岸田総理にお手紙を書こう!プロジェクト」に参加しようということになりました。
このプロジェクトは、日本で同性婚が認められていない理由として、同性カップルの家族の可視化が進んでいないのではないか…?というとある家族の会話をきっかけに、「岸田総理に、私たち家族はここにいます!」というお手紙を書いてみようと始まったものです。
我が家も、子供たちに岸田総理あてのお手紙を書いてもらうことになり、その前に日本における同性婚を取り巻く問題の現状を伝えました。
実際書いた手紙はこちらの記事にあります。
こちらもぜひ読んでくだされ…!
日頃あまりにも普通に家族してるので、こういう話題をすると自分たちの置かれている状況の理不尽さを痛感しますね…
子どもたちにも知っておいて欲しいことを、改めてきちんと伝えて考えてもらう時間になって良かったです。
第6回「お金の話」
我が家はお金持ちなのか、そうでないのか…?
日頃一応、不自由なく暮らせている子どもたちですが、一体その裏にはどんな現実があるのか。
これから子どもたちが成長していくにあたり、家のお金をどんなものとしてとらえていくのか。経済感覚を養うために、自立する前の学生のうちからやってもらいたいこと。
自立したあとの生活をイメージしてもらい、実家(チャンヌたち)とどう付き合っていくかという話もしました。
また、現在の経済状況をなんとか維持するために働く両親に、子どもたちからできることはあるのだろうか…?
家族間の中働く人と働く人を支える人の相互効果で家庭が回っているという話をしました。
るいさんとチャンヌは、子どもたちが安心な生活を送れるよう、頑張って働きます。
子どもたちは、できる限り自分のことは自分でやることで、るいさんとチャンヌの精神的・体力的負担をサポートして欲しい。と伝えました。
・食事の後は自分の皿を洗う
・お風呂の最後の人は、お風呂を洗う
以来、子供たちも自発的に動いてくれるようになりました。
第7回「特性について」
チャンヌの発達障害の診断が下りたこともあり、長男の特性とも合わせて、発達特性の話をしました。今回の目的は以下の通りです。
・次男に発達特性とは何かを知ってもらうこと
・長男が自分の特性にどう向き合っていくか
チャンヌの特性を踏まえて子どもたちにお願いしたいことを話す
これまで「お兄ちゃん、またここに置きっぱなし!」「お兄ちゃん、またできてない!」と怒ることがあった次男。長男の忘れ物や先延ばし、衝動的な発言、行動は発達特性によるものが多いことを次男に話しました。
自分ができることが、すべての人にもできることとは限らず、お互い温かい理解をしていくことが大切なのだと伝えました。
そのうえで長男は「できないから仕方ないでしょ!」と開き直りすぎずに「ここは手伝って欲しい」とか、「どうすれば改善できるか仕組みを考えよう」とする姿勢が大切であるという話をしました。
チャンヌは、特性として、焦らされるとパニックになることがあるので、とにかく急かさないようにしてもらうようお願いをしました。
特に「ごはん何?」はめっちゃ焦らされるのです…焦らせてるつもりはないとわかっていても。
なので、「ごはん何?」の質問は控えてもらうかわりに、できるだけその日の献立をホワイトボードに書いておいて知らせるなどで対応していこうということになりました。
ひとまず、3月までの家族会議議事録です。
次回からは1回ずつ、会議後すぐに記事にしておきたいと思います。