子どもたちが岸田総理に手紙を書いたよ。
「岸田総理に手紙を書こう！プロジェクト」
LGBTQファミリーの団体・にじいろかぞくさんが企画されている「岸田総理に手紙を書こう！プロジェクト」に参加しようということになりました。
このプロジェクトは、日本で同性婚が認められていない理由として、同性カップルの家族の可視化が進んでいないのではないか…？というとあるご家族の会話をきっかけに、「岸田総理に、私たち家族はここにいます！」というお手紙を書いてみようと始まったものです。
我が家も、子供たちに岸田総理あてのお手紙を書いてもらおうと思って、次男に「次男ちゃん、岸田総理にママたちが結婚できるようにお願いしますってお手紙書いてくれない？」とお願いしたのですが…
「うーん…今は、いいかな」
と、やんわりと、しかしハッキリと断られてしまいました。
それをるいさんに報告すると、
「どういった背景があって、どういったことでママたちや他のLGBTQの人たちが困っているってことをきちんと話せば、手紙書こうかなって気になるかもしれなくない？一度きちんと話してみようよ」
と。さすが諦めない女・るい。
緊急家族会議が開かれた！
ということで、緊急家族会議。
日本における同性婚を取り巻く問題の現状を伝えました。
現在、戸籍上チャンヌと子供たちのみが戸籍を同じくしていて、そこにはるいさんはいないこと。そのことに、改めて子供たちはショックを受けていました。
「るいちゃんがまるで除け者にされているみたい！」
「家族なのに！」
と、理不尽な気持ちを言葉にしていました。
また、結婚ができないことで、配偶者控除が受けられなかったり、るいさんが独身という扱いになっているため扶養手当がもらえないなど、経済的にも随分と損をしている現状があることも伝えました。
その後、子供たちにはそれぞれ、岸田総理に手紙を書いてもらいました。
二人とも、もともと文章を書くのがそう好きでもないタイプだということもあり「手紙書く書く～！！！」ってノリでもなかったので、あまり筆が進まないかもと思っていましたが、以外にも自分の言葉でサラサラと書いていました。
長男に関しては、「LGBTQの人たちは差別されている」という思いが結構強そう。先日、学校でLGBTQの授業があったのですが、その際のプリントの感想欄にも「差別されている事実がある」と書いていたようです。
次男は、とにかく「同性婚ができないのはなんで！？家族なのに！！」という思い。これは今でもしょっちゅう言っています。
「まだ同性婚できないの！？いつまで待たせるつもり！？」と。
まぁ確かにチャンヌもそう思うわ。
そして、手紙は子供たちだけでなく…
子供たちが手紙を書いてくれた数日後、思いつきでバーバチャンヌ（実母）にもこの手紙のことを話してみました。
バーバチャンヌは６６歳、松下洸平ファンです。
「『同性婚の法制化を望んでいます！』くらいの手紙でいいから、一筆書いてくれない？」と軽く頼んだのですが、届いた手紙がこちら↓
熱い。世界陸上の織田裕二くらい熱い。
普段からるいさんを当然のように家族として迎え入れ、仲良くしてくれているバーバチャンヌですが、ここまで理解が進んでいるとは思わなかった。
…これは泣くよ…バーバチャンヌそんな風に思ってくれていただなんて…
ごめんね小学校１年生の時、バーバチャンヌが絵の具セットの色を間違えて注文したことを未だに根に持ってて。あと、習い事のお迎えの時間を間違って何時間も待たされたこととかも。あと（長くなるので省略）
その時歯医者にいたるいさんにも、この手紙の画像を送ると
「今会計中だけど泣いてる」
怪しい。怪しすぎる。
歯医者の会計で泣く女。
でも泣くよね。何が嬉しいって、るいさんとチャンヌの結婚を願ってくれてることもそうだけど、「全ての人が自分らしく生きるのが幸せ」って、我が娘たちのみならず全てのLGBTQの人に寄り添った考え方をしていること。
るいさんがお礼のLINEをしてくれたらしく、
「何度でも手紙書くからね！」
と言っていたそうです。
スーパーアライバーバとして今後も活躍してくれたらうれしいよね。
もう一回言うね。岸田総理に手紙を書こう
こんな風に、子どもたちやバーバチャンヌが、同性婚ができない今の日本に真剣な思いをぶつけてくれたことは、岸田総理に声を届けられただけでなく、チャンヌたちを温かな気持ちにもさせてくれました。
「岸田総理に手紙を書こうプロジェクト」は、今のところ無期限で展開されています！
①岸田総理に手紙を書く（ハガキでも便箋でもＯＫ）
②書いた手紙を写真に撮る
③ＳＮＳに投稿（名前や住所など、個人情報に気をつけて）
④岸田総理あてに投函
