ニッチをどうセンスよくするか - クリエィティブディレクターがリホームする話
2022年11月頃から、リホームを依頼して、2023年12月から着工。そういえば知見や調べごとが溜まってきたので、発散しようと思いました。
自分で言うのもなんですが、職種柄もあり鬼几帳面で、加えて会社ではUI/UXの権化とか揶揄されている自分なんぞ、すごくやりずらい客なんだろうなと思いつつ、嫌な顔ひとつせず、毎回ミーティングに臨んでくれる建築家さんに感謝です。
普通はリホーム話の最初から綴るのがいいんでしょうが、今焦点になっているところから書く方が新鮮かなと思い、時系列はめちゃくちゃです。
ニッチのお話。ニッチとはいわば、壁から数センチ奥まった(「ふかす」っていうらしい)箇所のことで、私の自宅では、リビングの入り口にニッチを配置する想定です。
設計段階で自ずと、ニッチに何が必須かが挙がってきます。
リビング照明スイッチ
風呂リモコン(お湯はり等)
天窓の開閉リモコン(既存の天窓があり、そのリモコンの移植)
インターホン(継承物。壁付ではなく電話みたいなもの)
がまず必要。
加えて、現状の生活を顧みて、追加で何が必要か考えてみた。
iPhone、iPad充電する箇所 … Lightning、USB-Cが常時提供されている場所
AppleWatch … 充電用クレードルを壁面に付けたい
Tanitaの温度湿度計(磁石でつけるやつ)… 普段湿度をかなり気にしているので、それを常時見れるように
鍵? … フックで複数かけておけるやーつ
無線ルーター … リビングの他の箇所に置いてしまうと悪目立ちするので
なんか飾る?… 推しキャラ、小さい多肉植物・観葉植物
以上が、推測される。で、それらをカンプに起こしてみた。
綺麗だ…。
温度湿度計や鍵を付けるフックを取り付けるために、ニッチの奥壁を鉄製にすれば、めちゃいいんじゃないかと我ながらのアイデアにニヤニヤしていたが、早速壁にブチ当たった。
「無線ルーター 置き場所」でググると、
えー…。
【結論】ニッチの奥壁を鉄にするならば、同場所にルーターを置くべき出来ない。
ということで、ニッチの奥壁を鉄製にすることを優先して、ルーターはまた別のところに置くことに。英断。
そして、ニッチ内のコンセントのお話。
iPhoneとかiPadを充電するために置くんだったら、コンセントが必要なので、それも想定する。Pinterest等で漁ると、ニッチ奥の壁側や側面にコンセントがついているものが多いが、アダプタの四角いデッカイものやコンセントの元が見えるのはダサい(ごめん)かなと考えた末、妙案が出ました。
コンセント口はニッチの裏に置けばいいのでは。
イエス。
設計図ではニッチ裏はパントリーになる予定だったので、パントリー内に点検口を設けてもらって、そこにコンセントを配置、ニッチ側にはコンセントを見せないようにできる。これは素晴らしい(私の場合くらいしかできないかもですが)。
あと、iPhoneやiPadが滑って倒れないように、ミゾも掘ってもらえたらと企んでいる。ここのミゾの深さと位置は、先方に委ねよう…。
ここまでいけば、自分的には納得したので、後は建築家さんにおまかせしてまた次の話へ。