あと10年しか生きられないとしたら、あなたは何をしますか?
余命10年を観てきた。ほんっっっっとによかった。この気持ちを忘れないように、今noteに書いておきます!
余命10年という映画自体は、小松菜奈演じる女の子が、20才で10年生きる人はそうそういないという不治の病に侵され、それを抱えながら生きていく、みたいな話でした。
もちろん本当に切ないし、まあもう号泣は当たり前で、そんな映画を観る日に限ってハンカチを忘れるという大失態を犯したんだけど、その話は別として、本当にこの映画は良かった。(語彙力皆無
このnoteのタイトルにある、あと10年しか生きられないとしたらあなたは何をしますか、というのは、劇中で主人公が書く言葉なんです。あなたなら何をしますか?
私ならどうするだろう。
高校生である私は、大学やら就職やら、いろんな不安ばかりが募る毎日だけど、もし突然、もう10年しか生きられないと言われたら。
大学に行く意味はあるのか、就職はどうするんだろう。このままあと死ぬまでの何年か、何をして過ごせばいいのだろう。
あー!まだ彼氏もいたことないし、というか恋愛すらしたことないし、結婚もしたかったし、子供も欲しかったし、バリバリ働きたいのに!
でもよく考えてみると、こんなこと言っている私だって、1週間後、1年後、5年後、自分が死んでいる可能性なんてざらにあるのだ。人はいつ死ぬかわからない、と言うように、私が明日、事故に遭って死んでしまうかもしれない、通り魔にあって死んでしまうかもしれない。
あと10年しか生きられないと言われたら、急に死を意識するけれど、もちろん悲しいけれど、誰だって明日死ぬ可能性だってあるわけだ。
もちろん、あと10年しか生きられない、なんてそんなん誰だっていつ死ぬかわかんないよ!だから大丈夫!と言っているわけではない。けれど、あと10年しか生きられないから、ではなく、誰だって明日死ぬかもしれないのだから、だからこそ、そんな人達と同じように、それ以上に毎日を大切に生きなければならない。と思う。
生きたくても生きられない人がいるのに、1日でも長く生きたいと思う人がいるのに、「あー、今日一日無駄にしちゃったなぁ」みたいな日がある私はどれだけ失礼なのだろうと思った。
そして、「今」を生きることの大切さ。あと10年しか生きられないと言われると、何をしたらいいのかわからなくなる、と思ったが、よく考えると、なぜそう思ったのだろう。私だっていつ死ぬか分からないし、いつかは、必ず死んでしまうのに。
将来の夢が叶えられない。とわかるからだろうか。でもはっきりとした将来の夢を、私はまだ描けていない。こうしたい、ああしたい、と未来で描いている事が叶えられないからだろうか。
これを観て、思ったことは、第一に「今を精一杯生きなければ。」ということだった。
未来への不安はもちろんあるけれど、今できることを一生懸命すること。
将来ああいう人になりたい、ではなく、「そんな人」に、今からなること。
周りの人を大切にできるうちに大切にすること。
「いってきます」「いってらっしゃい」「おやすみ」「ごめんなさい」「ありがとう」「大好きだよ」今言える事はきちんと今言うこと。伝えること。
何より、今できること、したいこと、なりたい事は今する、今なること。
生きるってなんだろう。
死ぬってなんだろう。
今を生きるってどういうことなんだろう。
自分じゃなくても、大切な人ががあと10年しか生きられないとわかったらどうしたらいいのだろう。どんな声をかけるべきなんだろう。
私が死と直面した時、死を目の前に突きつけられた時、私は何を思うだろう。何を後悔するだろう。
生きるとは何か、そして、生きるってなんて素晴らしいのだろう。
見方によれば、悲しくて、切なくて、つらい、だけの話かもしれない。
けど、あんなに綺麗に、美しく見えたのは、主人公やその周りの人たちが、一生懸命向き合って、その時にできる精一杯のことをして、皆んなが、「今」を生きていたからなのだと思う。
と同時に、
そんなふうに今を生きていたいなぁと思いました。
未来の心配ばかりをする私に、今を生きることの素晴らしさ、尊さを教えてくれた映画でした!この映画に関わった方々、原作を書いた小坂流加さん、こんな素敵な映画を使ってくださり、原作を書いてくださり、ありがとうございます!
長々とここまで書いたけど、もし、ここまで読んでくださった方がいたら!こんな私の拙い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今を生きるのだー!やー!