エコラップ手作りワークショップに参加してみた
前からちょっと気になっていたエコラップ。
販売サイトを見比べるものの購入までには至らずにそのままページを閉じる、ということがこれまで何度もあった。買わないけどずっと頭の片隅にある、そんな状態が続いていた。
世間的にも7月1日からレジ袋有料化がいよいよスタートするということで、エコバックをもって買い物する人も多く見かけるようになってきている。
それもあって私の中の「エコ」への関心が再燃し、またまたエコラップについて調べていたら、お試しで手作りできるオンラインワークショップを発見!
こんなに気になり続けているんだし、もうやってみるしかない!
そんな想いに背中を押され、ついに先日私はエコラップを手に入れた!
その喜びが冷めないうちに、簡単だけど備忘録としてまとめておく。
エコラップってなに?
KoKeBeeのみつろうエコラップは、オーガニックのコットン布にみつろう(蜜蝋)を染み込ませた食品保存用のラップです。
~Kokebeeのホームページから以下引用~
特徴を簡単にまとめると以下のようなもの。
・品質にこだわって厳選したみつろうに、オーガニックのホホバオイルと天然樹脂をブレンド。
・食品の鮮度とおいしさを長持ちさせてくれる。
・洗って繰り返し使える。
・寿命がきたら土に埋めることで、土の中に住む微生物が食べて分解され、自然の力で土に還っていく。
どんなワークショップに参加したのか。
エコラップを扱う販売サイトはいろいろあるのだけど、
私の目に留まったのはKokebee。
かわいいデザインのエコラップや、コンポスト(生ごみで堆肥を作り、それを使って家庭菜園にチャレンジできるもの)など、エコに関心を持ち始めた私の心がワクワクするグッズがあったし、ワークショップ情報があったのはKokebeeだけだった。(ほかのサイトでもあるのかもしれないけど、気づかなかった。)
ワークショップスケジュールを見たら、1週間後にちょうどオンライン開催があるじゃない!ということで、Kokebeeアンバサダーである内山さんに連絡を取り、申し込みをした。
Kokebeeアンバサダー 内山海咲さん Instagram:@misaki5379
ワークショップの流れ
ワークショップはZoomで開催された。
流れはざっとこんな感じ。
・自己紹介
・現在のプラスチック問題についてのセッション
-なぜ今プラスチックが問題になっているのか。
-プラスチックの何が悪いのか。
-どうしてプラスチックフリー生活がいいのか。
-どうやってプラスチックフリー生活をしていくのか。
・エコラップを実際に作ってみる
事前にDIYキット(布とみつろう)が郵送されてきて、自分で用意するのは、アイロン、アイロン台(まな板や段ボール、汚れてもいいタオルなどでも可)、新聞紙、クッキングシート2枚のみ。
プラスチック問題のセッションが1時間くらい。アンバサダーの方からのお話を聞いて、途中クイズが盛り込まれて、自分で考える時間もあった。
そのあと残り時間でエコラップ制作。布に、小さめにちぎったみつろうを敷き詰めて、アイロンで溶かす。その作業だけであっという間にエコラップが完成。
エコラップの活用方法とメンテナンス方法も教えてもらって、約1時間半のワークショップは終了した。
参加した感想
プラスチック問題に関するセッションでは、これまでによく聞いたことがある海水浴場でのごみ捨て問題や、プラスチックごみを間違って食べてしまったカメや鳥のお話だけでなく、新しい学びがたくさんあった。
たとえば、資源が土に還っていくのにかかる時間。
紙なら2~4週間で自然に土に還っていけるところ、サランラップは10年かかる。ペットボトルに至っては450年!
プラスチックが生まれたのは150年くらい前とのことなので、当時作られたペットボトルもいまだにこの地球に残っている可能性もあると思うと、驚くと同時に何とも言えない気持ちになった。
今私たちが手にしているペットボトルが土に還るのを、どう考えても自分が生きている間に見届けることはできないし、孫のさらに孫の、何世代も先の地球に消えずに残っていく。それを無理やり焼却しようとすれば不要なエネルギーを消費することになり、それはそれで大気汚染や温暖化などにつながってしまう。
それならば、飲んですぐ捨ててしまうペットボトルより繰り返し使える水筒を使いたいし、一度使ってごみになるサランラップよりも繰り返し使えるエコラップを選ぶことで少しでも環境を守れる行動をしてみたいなと思った。
また、プラスチックは油溶性の物質を吸着しやすいという特徴があるので、プラスチックのお弁当箱に入れたおかずにプラスチックが溶けてくっついて、私たちはそれを食べているとも考えることができるとのこと。微々たる量かもしれないけれど、それも塵も積もれば山となる、かもしれない。
今、私はプラスチックのお弁当箱しか持っていないし、それをいきなり手放して代替品にパッと切り替えることができないけど、いつかプラスチックのお弁当箱をやめたら自分の健康も守られるんだなぁと思った。
なにより、長いこと気になっていたエコラップを手にすることができて本当に良かった。気になったままウダウダしていたところから一歩踏み出せた気分だ。
お試しで小さいサイズのため、まだ何も包めていない。だから使用感とかのレビューはまだできないけど、この可愛い布のエコラップが、これから何回分のサランラップの代わりをしてくれるのかとても楽しみだ。
私のエコラップ↓
これから自分で意識していきたいこと
エコには興味があるけれど、今の生活からプラスチックを完全に排除することはできないと思っている。山の中に籠って農業をして自給自足でもしない限り完全には難しいかな。
極端なノープラ生活にいきなり舵をきることはきっと逆にストレスになりかねないので、引き続き小さな事から始めて、そして、続けていきたい。
エコバック、水筒、エコラップ。
梅雨と夏の暑さによる虫の発生が怖いので、もう少し涼しくなったらコンポストも挑戦してみたいな。