「言いたくないことを言う」

昨晩「あ〜言葉にされるって嫌だな〜」と思って寝、今朝ニュースを見て「あ〜言葉にするって嫌だな〜」と思いながら起きました。野花紅葉です。

先に断っておくと、今日の記事は「いつか台本にする言葉」ではありません。そして、かなり元気ないです今。具体的なことから直接的にダメージを食らったというよりは、言葉にしたりされたりしているのを見たりすることに、様々なことが重なって疲れてしまっています。でも、あらゆることを言葉にすると宣言して始めた毎日更新なので、します。

あらゆることを言葉にするわたしでも、言いたいことを全て言って生きているわけではありません。言うのを我慢したこともあるし、言いたくてもなんだか言えなかったこともあります。そして、言うのにすごく勇気の要ることを言ったこともあります。でも、言いたくないことを言った記憶はあまり思い当たりません。

自分が考えたり考えなかったり我慢したり我慢できなかったりしながら、それでもわたしが言いたくないわけではないことを言った結果が、相手にとって「言いたくないこと」を言わせてしまうことだなんて、なんて情けないことなんだろうと思って。いや、相手が放った言葉が「言いたくないこと」だったかは真にはわからないんだけど。わかんないんだけどさ。わたしは言いたくないことなんて一つも言ってないのに、ないからかな、そのせいで相手は言いたくないこと言わなきゃいけなくなっちゃうの、めっっっっっちゃ情けねえし怖えな。こういうことがきっと今までに膨大にあったのだろうなという気づきにも震えて。もう言葉にすんの嫌になっちゃいました。

今朝っていうか昼も、そんな気持ちで目覚めたらこの世でクソほど怖いこと起きてるし、ある暴力から連鎖して生まれたいろんな暴力がタイムラインに溢れかえってるし、それは別に今まで形や場所が違えどずっと起きてることだったんだし。言葉によって引き起こされる暴力の当事者として眠りについたわたしには、見えるもの全てがちょっとショッキングすぎて、どんな刺激物よりも胃を刺激するものでした。もうゲロ止まらんのよ。自分の感受性を全然信じてなかったからびっくりした。びっくりするくらい、嫌で、痛くて、怖かった。=被害者というわけでは決してなく。むしろ逆。

とりあえずやらなきゃいけないことやったりめちゃくちゃ刻む工程のある飯を作ってみたりしてから、なんとかPCを開いて更新をしました。1000字近く書いているけど、言葉にできているかは全然わからない。あ〜もう嫌だマジで全部。一丁前に具合悪くなってる自分も無理なのよな。

暴力は、怖い。するのもされるのも見るのも、それら全ての可能性を絶対に排除しきれないところも、本当に怖い。だから今、言葉にするのが怖くてたまらないのです。あと、ゲロがマジで止まらないのです。