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鱈ちりを止めてブイヤベースにした日

【第七十一侯 水沢腹堅 さわみずこおりつめる】1月25日―29日                                             Ice thickens on streams

、野草園の瓢箪池

同じ気温でも風のない日は心なしか春の気配も感じられるが、そんな日の後はまた寒さが来て縮こまる。

昨日から落ち込むことがあり、グズグズしていた。どうやって気分を変えようかと考えてみたが、美味しいごはんでも作ろうかと台所に立った。

寒いので鱈ちりでもと材料は用意してあったのだが、何かもう少し元気の出るものがないかな、と考えた結果、ブイヤベースを作ろうと思い立った。お味噌汁にと思っていた大きなアサリも冷蔵庫にあるし、海老も殻つきではないけれどあった。トマト缶もあるし、なんちゃってブイヤベースならできそうだ。

【有り合わせでブイヤベース】

★本日の材料は生鱈、アサリ、むき海老、ジャガイモ、セロリ、玉ねぎ、      にんにく、白ワイン、トマトの缶詰、魚介ベースのインスタントブイヨン、ベイリーフなど。残念ながらサフランは切らしていたので無し。もっといろいろ魚介類があればよいがなんちゃってなのでこれくらいで。

★玉ねぎのみじん切りを叩いたニンニクと一緒にオリーブオイルで炒める。★にんにくの香りがついたら鱈、エビを炒めて別容器に取って置く。   ★トマトの缶詰も加えて炒め、水とブイヨンの粉末を加えジャガイモ、セロリを煮る。                             ★アサリを白ワインで蒸し、口が開いたらこれも取り分けて置く。蒸し汁は鍋に加える。                            ★ジャガイモが煮えたら味を調え、魚介類を全部加え温める程度に煮る。ジャガイモは普通は入れないかもしれないが、味が絡んで美味しいので加えた。

❤仕上げとしてアイオリソースをのせてパセリのみじん切りを振りかける。お好みでソースは添えなくても問題なし。アイオリソースも簡単バージョンでマヨネーズにすりおろしにんにくを混ぜただけのもの。加えるとよりそれらしくなる。→グレードアップするには殻つき海老を使うと一味違う。

とチキンピラフブイヤベース

【チキンとマッシュルームのピラフ】                 ブイヤベースは具材がシンプルだったので、ひと頑張りしてピラフを添える。★ピラフの土台であるバターライスを土鍋で固めに炊く(バターを一切れいれるだけ)。                           ★炊ける間にチキンとマッシュルームをオリーブオイルで炒めてカレー粉を隠し味程度にふりかけ塩胡椒で味を調える。              ★ご飯が吹いてきたら少し待ち、蒸気の勢いが少しおさまったら蓋を開け、素早く炒めたチキンとマッシュル―ムを上にのせ、そのまま蒸らす。(余熱)

❤炒めて作るピラフより簡単でかつ炊いたバターライスなのでお米がパラリとして美味しい。成り行きでピラフも添えたので我が家としては思いがけず豪華は夕ご飯になった。

チキンいラフ

~~~~~~~~~~~~~ここからは翌日~~~~~~~~~~~~~

【シーフードのリゾット・有り合わせ料理のそのまた再利用】      こちらの方が実は究極のリメイクごはん。とは言ってもブイヤベースを作っている時から考えていてスープを多めにしておいたのである。      ★本来ならブイヤベースのスープを濾してリゾットを作るところだが、具が沢山残っていたので、アサリの殻や鱈の皮などを取り除くだけにした。   ★ここでもなんちゃって、が登場。土鍋に残っていたピラフを放り込んでクツクツ煮込みスープがしみ込んだら完成。味の調整はほとんど必要がなかった。

リゾット

【評価★★★★★】                         気分転換をするにも今はいろいろ制約がある。旅行にもおいそれと出かけられず、どこに行くにも神経を遣う。                  食いしん坊だからかもしれないが美味しいもの(自分が食べたいもの)を食べると小さな幸福感が一瞬でも生まれる。それに料理に熱中したり考えたりしている時は他の事は忘れている。おまけに買い置きのもの、冷凍庫にあったものを使ったことでどこにも行かずに満足した。欲を言えば同じような味になったのは問題だが。

では今日はこの辺で。七十二侯もあとひとつ残すのみとなった。そのあとは立春となる。タイトルの写真は通っている歯医者さんのカウンターの折り紙の節分飾りを写真に撮らせていただいた。


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