MEES International School に入学した次男のその後
随分、時間が空いてしまいましたが、MEESという学校は実際どうなんだい?というコメントも結構いただきましたので、MEESに一年半通って、2年生になった次男の様子も含めて、MEESの様子をお伝えしたいと思います。
(本当は体系的にまとめて書きたかったんですが、つらつら書きます 笑)
アートが好きになる。工作が好きになる。料理が好きになる。
MEESにいった次男の一番の変化は、アートや工作、料理が好きになったことだなあと思っています。MEESは3階には工作の広いスペースがあり、本物の木やネジを使って工作したりすることができます。
本物の道具に触れるのがモンテッソーリ式ということで、実際に素材に触って手を使って自分の作りたいものを作る。そういった学びができることを羨ましく感じます。
アートも結構やるようで、今聞いてみたところ、今学校で蛾(が)の絵を描いているみたいです 笑。上手に絵を描きたいという気持ちが最近高まっているようで、先日も妻と次男は、新宿中央公園に絵を描きにいきました。
MEESでは結構シナモンロールを作ったり、チョコチップマフィンとか、クッキーとかのお菓子づくりにもチャレンジしているようです。そのためか、家でも結構料理にも興味を示してくれるようになりました。
パンづくりや、お菓子づくりも手伝ってくれて、とっても助かっています。ただ今は、工作グループと料理グループに別れている中で、工作グループに属しているようです 笑
随分と人数が増えたMEES
気づくとMEES初等部のメンバーもかなり増えてきまして、入学当時5人だったメンバーも15人近くになってきました。最初は男子だらけだったのが、今では女子のほうが多い比率です。
モンテッソーリ教育が基礎となっているこの学校では、明確に学年が分けられているわけではないので、下級生と上級生が入り混じります。アプリから送られてくる学校の様子を見ると、上級生が下級生にMEESでの学びのルーチンや、英語を教えてあげたりするシーンが見られてきたのも最近の特徴です。
毎日変わる2名1組のバディ制度。バディを組んだら、バディの子の特徴を英語で説明する機会があるなど、いろんなメンバーと交流する機会があります。次男のお気に入りはパークタイム。サッカーや鬼ごっこなど、友達と身体を動かして友達と遊ぶのが楽しいようです。
MEESにおける評価
各学期末には、parent-teacher meeting が開催されます。一家庭20分程度ではありますが、先生方と面談しながら子どもの学校での様子や、学習の進捗の様子、本人が自分の得意不得意をどう感じているか(self-evaluation)など、多面的に子どもの状況を話し合うことができます。
先生方は全員英語のネイティブスピーカーか、準ネイティブであり、長年教育に精通しています。そのため、その子が正しい学びの状況にあるのか、ストレスがかかりすぎていないか、普段の観察の様子をしっかり伝えてくれます(ちなみに通訳をつけることが可能です)。次男の完璧主義な面やイマジネーションが足りない点を最初は心配される場面もありましたが、そういった面まで観察してくれているところが先生方への信頼につながっています。
次男はMEESで、「楽しく学ぶ」ことを経験できているなあと感じています。テストのためではなく、好奇心に基づいた学習環境があることがとても幸せだと感じます。最近は、学校での学習内容を家でも教えてくれるようになりました。
英語と算数はしっかりやるのがMEESスタイル
いわゆる教科的な学びは、英語と算数がメインで、これに関しては個別学習が基本になっています。進捗は完全に自分のペースでやれるので、周りに合わせて無理に背伸びすることが無い点が良いところです。
iPadのアプリケーションで、レベル別にたくさんの本が読める Raz-kidsによってReadingスキルはどんどんと伸びていっています。2年生の彼も、高校一年生くらいの文章は軽々と読めてしまっている感じがします。また、Raz-kidsでは、音読を録音して先生に聞いてもらう機能もあり、発音の力も随分つきました。
算数もアプリケーションでの個別学習がありますが、これも個別に進捗が管理されています。できる子はどんどん進んで退屈せずに済みますし、苦手な子も自分のペースでゆっくり学ぶことができます。
でも実はiPadだけでなく、大量のプリントワークもやっているMEES生。面談の時には、その期に使われた大量のプリントを見ることで学びの量を実感できます 笑
結構、こうした学びについてはしっかりやるので、ある種のフリースクールのような奔放な自由さとは違い、アカデミックな学びの基盤を作りながらも、好奇心を伸ばしていけるような学校だなと感じます。いわゆるSTEAM(Science Technology Engineering Art Math)教育感はあります。
オールイングリッシュの環境は大変だ
大満足のMEESですが、それでもやはりMEESはオールイングリッシュの環境ではあり、この学校に向いている子とそうで無い子がいるのも事実だなあと思います。
日本語ネイティブとして、母国語での思考力を養うのも大切な時期ではあるので、母国語がおざなりになってしまって、英語も中途半端になってしまうというのが一番危惧されることですよね。
うちは、長男に比べると圧倒的に次男が言語に興味を示す部分が大きかったので、彼の言語の才能を伸ばしてあげたいなあと思う部分もありMEESを選んだので、彼にとってはベストだったなと思いますが、長男にとっては違ったかもしれないなと感じます。
英語のプリスクールに一年半通っていた次男でも、最初はオールイングリッシュは大変だと愚痴をこぼしていたので、やはり簡単では無いよなあとは感じています。
日本語についてもやはり「漢字を書く」というのは苦手になりやすいので、公文式の国語でフォローアップをしています。
一年半通ってみてのひとまずの感想
総合的にはMEESにとても満足してますし、感謝も大きいです。親同士で集まると「中学校はどうしようか?」という話題に尽きますが、ひとまず小学校選びという意味では、この学校に出会えて良かったなと感じています。
「学ぶっていうのはやらされるものではなく、自分で好奇心を持って学び続けるんだ」というのが、徐々に次男の中に根付いていくのを感じています。
コミュニティも暖かく、拡大家族のような雰囲気で、いつも暖かく見守ってもらえていると感じます。
ちょっとつらつらと書いてしまいましたが、参考になれば幸いです。
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