家族と祝勝会(私のオゴリ)しました。
「賞金で焼き肉食べ放題奢ってね。当然黒毛和牛で」
――note賞受賞を報告したとき母が言い放ったセリフです。
この「黒毛和牛」とは牛角食べ放題の一番お高いコースを指します。まぁ祝勝会らしいしそのコースじゃないと牛タン食べられないからいいですけど。
「あんたいきなり格好が雑になったわね」
牛角食べ放題に向かう途中、こちらを見て言う母。
前日の授賞式から一転、スッピンだし服は裏地無しの青い綿ワンピ。うるせぇ焼き肉に女子力は必要ねぇんですよ!!
牛角食べ放題は入店受付も無人で皿を運んでくるのはネコ型ロボット(語弊)。店員さんが来るのは父のビールを持ってくるときと肉の載ってた皿を片付けるときぐらいでした。
ステーキ食べたい黒毛和牛カルビ食べたいビールもう一杯、と矢継ぎ早に飛んでくる両親のリクエストを必死にさばく。母がタブレット操れるとは思わないけど父は自分でビール頼めるだろ、うちで一番IT強いんだから。
焼けたステーキをハサミで切っても待ち構えるのはカルビの対処。私の牛タンいつ焼くヒマできるんだ? 取り皿に引き上げた牛肉とぼんじりは無常にも冷めてゆく。
これって 私の お祝い だよね?
母がフライングでパフェを食べ始めたことでようやく落ち着く網の上。やっと牛タンやハラミといった私好みの肉を焼き始めることができます。
母は牛タン食べないので焼けたものを均等に私と父の皿に。ってか父はマジで何もやってないな手巻き寿司すら自分で巻かないし回る寿司を自分で取ろうとしたらレーンを詰まらせる人だから仕方ないけど!
まぁ久々の焼き肉は楽しかったんですが一日以上経って気づきました。
私が注文したカルビ、ぜんぶ「国産牛カルビ」で「黒毛和牛カルビ」じゃなかったわ。
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