株って、どうやって売るの?
売りたくても売れない 情けない理由
初めてETFを買ったものの、しばらくは放ったらかし。
チャートをロクに観なかった。というより、チャート画面を開いてみても、イカの連なりを読み解くことができず、すぐに閉じる始末。
そんなこんなで数ヶ月が経った。
ふと楽天証券にログインし、株価をチェックしてみる。
せっかく儲けが出てるし、何事も経験じゃないか。
ここは一度、売却なるものをしてみようかと思い立った。
操作画面をじーっと観る。
ちょっと待て。待てよ。
分からない。
分からないやんか!!
どうやって売却するのか!?
投資商品を売ったり買ったりすること自体に慣れてない。
買うときもしかり、売るときもオロオロしてしまう。
不甲斐ないワタシは、そのまま引き返した。
出直そう、また今度売ろう、と。
ヨコシマな気持ちは抑えきれない
売却を見送ったものの、その後の戦略はない。
ただ売る方法や、売るタイミングがよく分からんという情けない理由で、保有を続けていた。
いざ売ろうと思い立っても、ついヨコシマな気持ちも出てしまうんだ。
「もっと高くなるのでは・・・」と。
こんなに適当に売っていいもんだろうか・・・そんな不安も、現状維持を後押しする。
そもそも、ETFを買おうとしたきっかけは、なんだったのか。
株の売買の練習としてトライであった。
売却益が高いほど越したことはない。うん、そうだ。
ただ、それは今回の目的ではない。
意を決して売り注文を出す。指値を指定した。
売買を完結させるのが目的。
そう言い聞かせながらも、欲を抑えきれない。
高値気味に設定したので、しばらく約定しなかった。
しかし! 数日後にチェックしたらびっくり。
株の保有が消えて、預り金が表示されていた。
どうやら指値が刺さり、約定したようだった
この日、ETF株価は急上昇。
ワタシが設定した金額よりも、さらに株価は上向きに進んだ。
数千円の利益だけど、ワタシには尊し
購入金額ー売却金額を計算したところ、数千円だけど利益が出た。
バリバリに株を投資している人からみると、数千円なんて儲けのうちに入らないかもしれない。
ワタシは普段、スーパーの割引セールに血道をあげる中年女性だ。
1円2円のポイントアップに喚起するワタシにとっては、上出来である。
こうして、初めての株の売買という儀式をクリアしたのであった。