3000円でいっぱしの投資家に!?
前回、90年代から「投資」をかじっているという話をした。
具体的には「公社債投資信託」という商品を保有していたのだ。
たが、自分的には「投資商品を保有している」「運用している」という意識などない。
何年ものあいだ、銀行預金と何ら変わらぬ感覚で、ボーナス時などに証券口座に入金していた。
時は流れて、2010年代後半。
老後にむけての資産形成に思いを馳せる。
銀行で預金を眠らせていたところで、大して利息がつかないことくらいは分かっている。
しかし本格的な投資なんぞ、かしこい誰かがやるもんであって・・
そうブツクサほざいていたワタシではあるが。
本屋で目にした1冊の本との出会いが、今の投資生活へとつながる前哨戦となった。
タイトルに惹かれて、その場ですぐ購入。
老眼が進む眼には、大きめな字は優しくてありがたい。
ページをめくる、さらにめくる。
困った、期待が高まっちゃうん
この方法なら、ワタシでも投資生活送れるってワケ!?
しかも、軍資金は少しでOK。毎月3000円からでも可能というじゃないか!!
よしっ!と意気込むだけで、一旦は満足。そこから行動に移すまで、さらに時間がかかった。
ネット銀行などの開設すらやったことがないワタシにとって、ネット証券の開設は思った以上にハードルが高い。
当然インターネットだけで完結な訳で、実店舗のように親切なお姉さんが、手取り足取り教えてくれないよぉ・・・。
うぅ、何だかおっくう。開設への足取りが鉛のように重い。
また今度にしよう、元気なときにしようと、先送りのバトンをつなぐ日々であった。
ところで、2024年から始まった新NISAも、期待したほどには証券口座は伸びていないと聞く。
私の知り合いに聞いてみると、「うーん、やった方がいいんだけどなぁ」で会話が途切れる。
未知なるものへのハードルは、鉄壁のごとくだ。
話を戻そう。
3000円投資生活は、やった気分だけで終わったのか?
いやいや、1年ほど「いつかは」の思いを寝かしたあと、何のきっかけかは忘れたが、「エイッ!」と腰をあげた。
ポチポチしながら、楽天証券の口座開設までようやく漕ぎ着けたのだ。
個別株投資を中心とした「モニカおばさん投資ライフ」が始まるのは、まださらに数年後である。
今後の記事には、あたふた、ガビ~ン、時にニヤニヤの「中年女性 投資のリアル」をありありとお伝えしていく予定だ。