年利7% 安全な投資先!
時は2021年。ヨチヨチと投資道を歩きはじめた私だが。
実は、まったくの投資ビギナーって訳ではない。
20年以上前に、証券口座を開いていたのだ。
さかのぼること、1990年代。
給料天引きで、銀行の定期預金にチビチビと貯蓄はしていたが。
女性誌をパラパラめくると、「できる女性は〇〇で財テク!」的な特集が目についた。
ちなみに「財テク」とは、バブル期に流行った言葉であり、現在は死語と化している。
コトバンクで意味を調べると、こう書いてあった。
話は戻そう。
今思えば、その頃から多少は「投資たるもの」に興味があったのだろうか。
年利7% 安全な投資先!ということで紹介されたのは「公社債投資信託」というものだった。
とっくにバブルは弾け、預金の金利は下がる一方だった。
税引き前でも年利7%なんてそうそうないし、やってみようかなぁ~と安易な気持ちで、証券会社に出向いた。
とにかく大手なら大丈夫だろうと、選んだのは野村證券。
●公社債投資信託とは?
窓口では説明を受けたものの、そもそも投資信託の仕組みすらよく分からず、勢いで申し込んだ。
「年利7%」「安全な投資先!」
若気の至りもあり、よくよく調べずに手を出したが。
こんな有様では、知り合いに誘われて、怪しい投資商品に手を出してもおかしくなかったぞ。
たまたま、普通の投資商品で良かった。ただ、リスクは少なかったものの、保有している期間中にどんどん利率が下がっていった。元本こそ割れなかったが、結局は貯蓄とさほど変わらなかったのだ。
運用体験なんぞとても言えないほど、放ったらかしで保有していた。
これが、夜明け前のワタシである。