映画ひとりごと 中世では流行っていたのかい?
今日も映画ひとりごとです。
なんで思い出したのかも
わからないのですが、
急にふと思い出したことがあったので。
以前
全く違う映画を借りたのに、
そのなかに全く同じ「あること」が
出てきて、驚いたことがありました。
全く違う、と言っても、
ひとつだけ共通点がありました。
どちらも中世ヨーロッパを舞台にした
映画であったことです。
ひとつは、「王妃マルゴ」
もうひとつは「薔薇の名前」
という映画です。
同時期に借りて観たのも、
本当にたまたまでした。
で、
全く同じ何が出てきたのかと言いますと、
(※「薔薇の名前」に関しては、
たぶんネタバレになってしまうと思うので
ご注意ください!)
「毒殺のやり方」
です。
物騒ですな!(笑)
そのやり方なんですが、
「本のページめくるときに触るところに
毒物を塗っておく」
というものでして、
昔の本って、
羊皮紙…羊など動物の皮でできているため
紙みたいにサラサラしておらず、
綴じておくと皮どうしがくっついちゃって、
指をペロッと舐めないとめくれない
ことがよくあったようなんです。
だから、めくるときに触るところに
毒を仕込んでおけば、
勝手にペロペロ舐めて死んでくれる、
みたいなことだったようです。
どちらの映画も、
上のかどっこのとがったところに
塗ってありました。
ただ、気になったのが
「薔薇の名前」のほうで、
なんと、
緑色のべっとりしたものを
こんもり盛ってあったんですよね!
ええ、もうパンに塗るくらいこんもり!(笑)
いやこれ気づくだろうが!!
見たらわかるだろうがあぁ!!
…と、思いますよね。私も思いました。
ただ、これがバレなかったのにも
ちゃんと理由がありまして、
なんたって中世ですから、
今みたいに煌々と部屋のすみずみまで
明るい部屋というものはなく、
蝋燭の小さな明かりで、本当に最小限の
範囲しか明るく照らすことはできなかった。
(昼間の屋内でもです。)
本も基本的に百科事典をもっと大きくした
くらいの大きさがありますから、
蝋燭の明かりで手元を照らそうとしたら、
めくるすみっこなんて闇に溶けちゃって
いたのかもしれません。
でも、それを差し引いても、
あんなにこんもり盛ったら触った感じで
わかるだろ!!ってくらいの
盛りの良さだったんです!
ギャグかと思うレベルでした(笑)
だってべっちょりしてるよ!
てかあれ絶対変な味もすると思うのに…
もしかしたら、
羊皮紙ですから、動物の皮独特の味も
あったのかもしれないけれど、
それにしたってあれじゃぜったい
動物性じゃない植物性の味がしてると
思うのに!めちゃ苦そうだったもん!
一方の「王妃マルゴ」のほうは、
ちゃんと透明に近い毒物を使ったのか、
明るいところで見てもそうとは見えない
感じになってました。
あれなら知らずに舐めちゃうと思う。
(なんでしょうね、技術が進んだんですかね。
進んじゃダメな技術。)
なので、
立て続けにそんなの見たもんだから、
「中世では、こういうやり方が
流行っていたのかい?」
と思ったんです。
ざっくり中世でくくってしまいましたが、
「薔薇の名前」の頃から
「王妃マルゴ」までは、
だいたい1300~1500年頃ですので、
200年くらいの開きがあります。
えーでもそんなに開きがあっても
同じやり方やってるってことは、
流行ってるどころかもはやポピュラーな
毒殺の王道のひとつになっちゃってない!?
明らかにブラッシュアップされてるし…
しかもですよ!
あの頃、本て超貴重じゃないですか。
だから一冊の本を、本当に
不特定多数の人が読むわけで。
(字が読める教育を受けられる人には
限られますが)
そんなものに毒なんか塗ったら、
狙った人だけじゃなく、
あとから読んだ無関係の人も
死んじゃうんじゃないの!?
そんなのひどくない!?
おっかな!こわーっ!
おちおち本も安心して読めないなんて!
製本技術が進化して廃れてくれて、
本当にありがとうですわ!
てなわけでなんかもう
そのことで頭がいっぱいになっちゃって、
どちらの映画もその他の細かいところを
覚えていません(笑)
そしてどちらの映画も、
「王妃マルゴ」はイザベル・アジャーニを、
「薔薇の名前」はショーン・コネリーを
愛でる映画といっても過言ではないほど、
「美しいものを見たな…」という
満足感が得られました。
PVかな?(笑)
美しいっすね…✨✨
しっぶうぅ!かっこよ!!✨✨
すいませんどっちもほとんど
それしか覚えてないです(笑)
また観ることがあったら、
もっとちゃんと観ますすいませんすいません💦💦
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