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なぜ俺たちのシャドウバースはビヨンドしなかったのか。

ついにビヨンドの情報解禁!ワクワクが止まんねェ!!

ひっく…ひっく……あんまりだあ…

なぜシャドバWBは延期したのか

まずシャドバWBの延期は全くの想定外でした。
これはなぜかというと、サイバーエージェントの決算でシャドバWBのリリース時期が明言されていたからです。

前回決算が2024年4月24日なのですが、この時さえも今夏リリースに変更は無かったため、安心しきっていました。

じつは学マスはサイバーエージェント

ただし、度々言われているようにCygamesにとって発売延期は珍しいことではありません。

特に有名なのがウマ娘 プリティーダービーで、2021年のリリースまでに幾度の延期がありました。また最近でもGRANBLUE FANTASY: Relinkは開発委託を打ち切り内製化するという荒療治まで行われました。そして、いずれのタイトルもセールス、クオリティともに成功を納めています。

もはや別ゲー

したがってCygamesとして(もちろんやりたくてやってる訳ではないが)延期はよくあることであり、納期ではなくゲームの質こそが最優先という社内文化であることが伺えます。

また悲しいことにシャドバ自体はキャッシュを稼ぐタイトルではないため、延期したとしても会社全体のキャッシュフローに大きく影響しないのでしょう。無理やり納期に合わせるより、クオリティを高めてリリースし、成功確率が上げる方がトータルでプラスという判断も頷けます。

サイゲのモノづくりとは

では、延期の原因とは何なのでしょうか?
これは完全に私の妄想なのでご注意いただきたいのですが、可能性が高いのはやはりメタバース要素でしょう。

この部分の考察の前に、まず会社におけるモノづくりのスタンスについて整理してみましょう。これには、作りたい製品を作るか(プロダクトアウト)、売れる製品を作るか(マーケットイン)、という2つの考え方があります。
私のなかでCygamesは完全にプロダクトアウトの会社です。これは創業の経緯からも分かります。

前職時代に東日本大震災が発生したことを機に、渡邊は生き方を考え直して「自分達がつくりたいゲームをつくろう」と決心したのです。 そして独立し、2011年5月にCygamesを設立しました。

https://www.green-japan.com/company/7486/interview#

さらにこの傾向はCygames製作のオリジナルアニメで顕著です。ご覧のとおり、あまりに売ることを考えてない、作りたいから作ってる感が満載です。

クセが強い
クセがとても強い

Cygamesのこの社内文化を踏まえて考えてみると、たしかにシャドバWBのメタバース要素はあまり「らしくない」感じがありました。
以前の記事で述べたように、マーケティング的にライト層が触りやすい遊びを加えることは妥当なのですが、そのアウトプットにフェティシズムというか、Cygamesらしい拘りがないのです。

シャドバの優れた点の一つにUIがあります。多くのスマホゲームがUIやテンポ感に課題を抱えるなか、シャドバは最初からDCGの完成形といえるUIの開発に成功しています。これは開発者の最高に面白いDCGを作りたいという「拘り」の産物であり、理屈ではなく愛と根性によるものだと私は思っています。
メタバース要素の世間の反応も賛否両論であることから、こうした作り込みに妥協できずに延期した可能性は多いあると思います。

実際は分からんがね

延期をポジりたい

さて、そんなこと言っても延期は辛い。ワシらはカードゲームがしたいんじゃあ……。
こんな意見も多いはず。当然そう。
では、今回の延期によって逆に見えてきたシャドバWBの展望を考察し、全力でポジってみましょう。

まず、シャドバWBは今後のCygamesの主力タイトルであるということです。そもそも今のCygamesは自社IPを絞る傾向にあり、今や「ウマ娘」「グラブル」「プリコネ」そして「シャドバ」の4つのみです。まずシャドバは社内でのセレクションを勝ち抜いたタイトルなのです。

悲しい別れもありました

そしてウマ娘以降、Cygamesの有力な自社IPが生まれず株価も下落傾向であることから、シャドバのIP立て直しはゲーム部門全体の目標であると推測できます。
今回の延期は来年春までという長いものです。
シャドバに生活を委ねるインフルエンサー、プロ競技者も当然影響を受けます。
開発もそれは百も承知なはずで、だからこそシャドバWBはもはや勝つためには手段を選ばないといえます。

うまくいったらイイなではなく、むしろ絶対に勝つまでクオリティを追求する。そうした背水の陣の決定なのではないでしょうか。
そう考えれば、我々ユーザーにとっても延期に応じたリターンは間違いなくあるといえます。

逆にネガってみる

さて、逆に今回の延期で私は懸念しているコトがあります。それはシャドバWBの開発方針がブレていないのか、という点です。
今回の延期が単純に工数の多さに由来するのなら、開発の早期段階で把握できるはずです。そして発表がRAGE GF後という突然のタイミングを考えると、直近で開発方針を転換せざるを得なかったのかもしれません。

純粋なDCGに加えてメタバースとミニゲームを備えたシャドバWBは、悪くいえば総花的です。
さらにDCGとしてのゲーム性も、これまでの競技性の高いものから変化する可能性もあります。
そうしたなかで、シャドバWBの面白さの本質とは何なのか?といった部分がブレてしまっていたら、今回の延期は不安なものになってしまいます。

ですので、1人のシャドバファンである自分としては、これまで以上にシャドバをワクワクさせてくれるような情報が早く欲しいのです。

今年中に追加情報があればありがたいですね。たのんます。

そういやコイツもビヨンドじゃねーか!

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