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開拓開始

「秘密基地つくろうよ!」から始まった北海道紋別市での計画

10年以上人が住んでいない空き家ということもあり、その土地を所有している同僚がkotanチームメンバー全員で行く前に下見をしてきてくれた。帰ってきたその同僚からの第一声「自分たちだけでやるの、草刈りだけでも無理かもしれない。。。」「草だけじゃなく、大きな木も数本ある」

撮ってきてくれた写真を見ると「確かに」と、みんな怯んだ。

母屋までの道が通れない
母屋すら見えない

市役所の方に相談し、その方も一度現地を見に行ってくれた
その方の感想も、「自分たちで草を刈るのは無理かと思います」と言っていた

しかしながら具体的に何をするか、何を作るか全く決まっていない場所にいきなり予算を割くなんて考えられない。
何より「秘密基地」
0から自分たちでやるからこそ意味がある。

何より、無理だと言われた方が俄然やる気が出てくるし、やってみないとわからないだろうと思っているので、まずは自分の目で現状を見たい。
そして、雑草や木は1つ残らず駆逐してやる!

最初の訪紋(紋別に訪れる事をそういうらしい。紋別市役所の方のメールにあったから間違いない)計画が話し合われた。

まずは、草や木を刈ろう!
草を刈る方法・道具について、Youtubeなどを調べまくった。
エンジンがついている草刈り機ならなんとかなるのではないかと、算段がついた。
草刈り機の値段もそこまで高くない。

草を刈った後は、母屋が使える状態かもわからないし、自分たちで建物を建てたいねと。
秘密基地っぽいやつを。
素人ながら、試行錯誤しながら作り替えられるような物がいい。
だけど、そこに滞在できるような構造物はそう簡単ではない。

そんなおり、同僚との雑談から、フラードームなるものを教えてもらった。
(フラードームについては別の記事で詳細を記載します)

それをチーム内に共有したところ、これはいい!と。
秘密基地っぽいし、モダンな感じにもなる。
溢れ出るアイディアが採用を後押ししました。
これなら、まずは物置くらいの大きさのものを試しに作ってみて、大きなものを次に作っていけるステップも踏めそう。

ソフトウェア開発やWEB開発でもそうだけれど、最初から大きいものを作るのではなく、ミニマムに作ってupdateしていく。
ものづくりもこの形がいいと思って、まずは物置から!

最初に設計したフラードーム

メンバーと大きさなどを議論し、大体の大きさを決めてCADで設計した。
でも、ただ躯体を作るだけじゃダメで、整地も必要。
整地に関しては、Youtubeで色々な方法がUPされているので、作業開始前までに何度も見て勉強した。(Youtubeってこういうところ素晴らしい)

次は、木材の調達と作業場の確保。
先ずは木材。
この頃、ウッドショックなどもあり、木材が高騰していた。
また、北海道への輸送を考えるとそのコストも嵩む。
北海道で調達することも考たが、本州では比較的安いスギがなかったり、あてもない。
紋別市のとなり、北見市に支店をもつ、新木場の木材屋さんにも相談しに行き、とても親切に相談に乗ってくれた。
でも、やはり高い。
最初からうまくはいかないので、なるべくコストを抑えたい。

また、それと同時に木材はあるけれど、カットなどの加工をどうしようかと悩んだ。
空き家なので電気もまだない。
木材屋さんに、木材調達とともに、加工もしくは加工場所についても同時に相談した。
加工については、フラードームは設計上、角度の細かい指定があり、この加工賃が嵩張る。

前述の新木場の木材屋さんでは、木材を購入してくれれば、北見で場所は貸してくれるとのことでした。
そんなおり、別の同僚とつながっていた、江東区木場にある木材屋さん、
一條木材さんに相談した。

かねてから、端材などを寄付してもらったり、木材に対して色々と考えられている会社だ。
フラードームのメインの木材は購入し、端材も同時に頂けるとのことで、今回一條木材さんに調達・配送をお願いした。
加工も設計通りにやってくれるとのことで、色々と融通して頂いた。

これで現地での作業の目処が立った。
いざ、現地へ!


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