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10.12B3リーグ 東京ユナイテッドバスケットボールクラブの試合を見てきました

突然ですがつい先日。有明アリーナで開催された東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下TUBC)と岩手ビッグブルズ(以下岩手)の試合を観戦してきました。「なぜ?わざわざB3の試合を見に行ったの?」と思われるかもしれません。率直な事実からお話すると「時間があった&チケットが激安だった」というのがその理由です。

「10月の3連休暇だなー」「でも家族で出掛けるとどこ行くにもお金かかるなー」。そんなときにSNSで、TUBCの有明アリーナ大会の無料観戦についての情報を知りました。当初は無料枠に応募するつもりが、ダラダラしたせいで無料枠は完売。でも割引クーポンがあったので、結果的には家族3人(ぼく、嫁ちゃん、小4男児)でわずか2000円で観戦することができました。もちろん五輪で家族の中でもバスケに興味をもったこともありますが、「割安&新しい有明アリーナに行ける」というメリットはとても大きかったです。

東京ユナイテッドバスケットボールクラブについてはこちらより

※ちなみに家族でバスケ観戦をしたことがあるのはぼくだけでした。


江戸川区民にとって有明アリーナは「直線距離では近いけど公共交通機関だと時間がかかる」という印象でした。しかし門前仲町からバスというルートがあり、思ったより遠さを感じませんでした(臨海公園からりんかい線だとうちからはバスが必要なので)。


快晴の有明アリーナ

有明アリーナは新しい施設だけにとてもきれいでした。ぼくらは2階スタンド席でしたが、席の縦スペースも圧迫感はなく。視点も思った以上にコートが近かったので、とても見やすかったです。

演出もド派手

試合自体は1Q序盤に岩手が3Pをどんどん決めて一気にリードを広げる。2Q以降はTUBCも守備が持ち直して反撃するが中々勝ち越せず。しかし4Qに勝ち越すと長尾が3Pを連続で決めて岩手を突き放す。最終的には81-62でTUBCが岩手から勝利。それは同時に嬉しいホーム初白星でもありました。


ミッキーとコールされてたので三木とぼくが誤解してた長尾

ぼくの中で「B3は下部リーグだからビッグマンにボールを集めてのインサイド勝負になるのかな?」と思っていました。しかしTUBCは長尾を筆頭に川島や今林などの日本人Gがどんどん切り込む戦い方でした。そこにタフな守備があり、相手の岩手も最後に突き放されるまでは固い守りを敷いていたこともあいまって、とても見応えのある試合でした。バスケに詳しい人が見ればディテールの甘さなどがあったのかもしれませんが、素人としては「拮抗した試合」であったため、そのあたりは全く気になりませんでした。

またTUBCには試合以外でも観客を楽しませる姿勢がしっかりありました。この日は無料招待が多かったこともあり、ぼくのような子連れも多かったです。そうした層に対して「ベビーカー置き場を大量に作る」「試合に飽きた子どもが楽しめる室内プログラム(塗り絵など)」があったこと。それはとても良い取り組みだと思いました。

もちろん「スタグルの種類がもうちょい多いと」とか「館内の大音量はノリがいいけど子どもにはちょっと大音量過ぎた(途中子が耳を塞ぐこともあった)」。のように個人的に気になる箇所はありましたが、総じてとても楽しめる空間でした。嫁ちゃんは帰りに選手タオルを買ってましたし、子は試合終盤には「ゴーゴーユナイテッド!」と叫び、勝利にとても喜ぶなど。家族みんなが楽しめるポイントを見つけることができました。

この日の試合は「演出ド派手にエンタメ感を強く出すこと」があった一方で。「観客の楽しみ方を固定させない(各々の楽しみ方を認めてくれる)」という、良い意味の緩さがあったのが興味深かったです。プロレスでいう地方興行のような牧歌的な空気があったので、肩肘をはらずに楽しめたのかもしれません。

9000名以上集まったこの日の試合は、ぼくのように優待なり招待があったから訪れた人も多かったと思います。しかしぼくらのように「次の観戦に繋がる層(TUBCは江戸川区でも試合をする)」も確実に存在してます。これだけ派手に仕掛けをしたわけで、そうした層がたくさんいてくれるといいなあと感じました。スポーツもエンタメも「楽しさは何よりも大事である」。そのへんを改めて実感したTUBCの初観戦でした!

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