久しぶりの翁飴
先週に続いて懐かしいお菓子の話です。
中学、高校と６年間住んでいた秋田県能代市に桔梗屋という和菓子やさんがあります。創業文禄元年(1592)、420年以上続くそうです。そこの「翁飴」(おきなあめ)がとても有名で、唯一無二の銘菓です。
麦芽でできた水飴を一口サイズに固形化し、砂糖も添加物も使わない何とも言えない優しい滋味溢れた味わいに、我が家は虜になり、引っ越してからも時々、両親がドライブがてら立ち寄って買い求めていました。
数年前にフィギュアスケートの羽生選手がX JAPANのToshiさんに差し入れしたのがきっかけで、話題にもなりました。
梅雨入りやアラフィフのお年頃で気持ちが萎え気味の近頃、急に恋しくなり、毎日毎日お店のHPを見ては注文しようか迷っていました。
すると母から「久しぶりに能代方面にドライブに行って、懐かしいお菓子買ったから送るね。」と電話が。食べたくてたまらない気持ちが母に通じたのか、送られて来たのです！
一気に梅雨明けしたくらい、心が晴れ渡りました。お母さんありがとう！娘はまた元気に歩めます(笑)。
子どもの中で一番ファンの長男は、特に喜んでくれました。親知らずを抜いたばかりで３キロ痩せてしまった彼には、まさに命の飴。優しい甘さと柔らかい食感と、懐かしさで満たされた表情をしていました。
一子相伝ですべて手づくりのため量産はできず通販サイトには載せていませんが、お取り寄せもできます。お店に直接注文するか、ふるさと納税の返礼品として入手できます。
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