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好きなものに囲まれて

夏休みの終わりに、シンナー臭さが充満する高校生の娘の部屋。昭和のヤンキーじゃあるまいし、シンナーを吸ってるはずはないだろう。何をしているのか聞いてみると、お得意の創作活動の真っ最中。見せてくれたのは、デコった銃でした。

推しのカラーで作ったデコ銃

「デコ銃」と言うらしく、Twitterで見かけて可愛かったから作ってみたそうです。100均で材料が揃うお手頃感満載なエモい仕上がり。なかなかどうして、上手いじゃないですか。「課題をやらないで何やってるの!」という言葉を飲み込んで、「上手だね!」と褒めました。
昔から何かを作るのが得意な娘。そこを褒めずしてどうする自分、と咄嗟に出た言葉ですが、未だに終わっていないであろう夏休みの課題が気になる秋の始まりです。

半年くらい前でしょうか。
「ママって懐古厨だよ。」古道具や古い漫画や懐かしい喫茶店のメニューや昔の音楽を聴く私に娘が言い放った言葉の意味が分からず、聞いてみると、多少、揶揄した意味が含まれているようなので、その時は「懐古趣味と言ってよ。」と言い返したのでした。

そんな私がお散歩中に立ち寄ったカフェで見つけた懐かしい1品がこちら。

水飲み鳥

昭和によく見かけた「水飲み鳥」。別名「ハッピーバード」。うん十年ぶりに見た興奮で入手経路を尋ねると、「それが意外とたくさんネットで売ってますよ。」と笑顔で教えてくれました。帰宅して即ポチ。
パパさんは懐かしがり、子ども達は新しいペットのように面白がり。夏休みの終わりに、切なさを祓ってくれたのでした。

バードくんは物理の何とやらの原理で動いているようですが、物理が苦手なので、白眼になります。関心のある方はネットにたくさん仕組みが掲載されていますので、ご理解の程。

先日、実家に帰った際に、親世代の持ち物が流行っているから、と屋根裏の物置を捜索した娘が見つけ出したものがこちらです。嬉しそうに持ち帰りました。

マジソンバッグ

昔、流行りましたよね。普遍的なデザインは長く愛され、いいものはいつの時代も消え行かない。厳選した物を大事に使い、次の世代に引き継ぐのも素敵なライフスタイルだと思います。次に実家に帰ったら、また何かを掘り出すのが楽しみです。

冒頭の写真は、リサイクルショップで末っ子が「ママ好きそう」と見つけてくれたETのコップです。ETやグレムリン等のアメリカンTOYのフィギュアを若い頃に夫婦で集めていた時期があります。渋谷や裏原のヴィンテージSHOP巡りばかりしていました。そのおもちゃ箱を子ども達に見せたことがあるので、覚えていたようです。エモくてレトロが大好きな我が家です。中野ブロードウェイに惹かれ、蚤の市に行きたがる子ども達。

こんな時代だからこそ、アナログなエモいものに囲まれて幸せと安心感を抱きながら、今という現実世界を果敢に生きたいと思います。
そろそろ秋の蚤の市をリサーチして、宝探しに出かけようかしら。

















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