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ドリル感想: 「ひとりで学べる算数 小学3年生」

娘の算数力が以前よりずっとついてきたので、そろそろ先取りをと思っていたところ、タイトルのドリルというかテキストに出会いました。こちらがとても良かったので、書いておこうと思います。

「ひとりで学べる算数」シリーズの特徴

水道方式とプログラム学習の理論に基づいたユニークな学習書の3年生版!

・アメリカの心理学者スキナー博士が開発したプログラム学習の理論に基づいた構成
・親や兄弟の助けを借りなくても、「ひとりで学べる」のが特徴
・算数の階段を初歩から一段ずつ上るうちに、難しい問題も解ける
・著者による音声解説を、朝日学生新聞社のホームページ「あさがく・ジェーピー」で、無料で聴くことが可能

実際に1週間ほど使ってみて、非常にスモールステップなのが良いなと思いました。たとえば時間計算だけで18ページあります。
秒→分→時→日と少しずつ進み、時間の繰り上がり・繰り下がり、24時制への変換、文章問題・・・といった具合に、時間の概念を少しずつ学習する内容になっておりました。

解説も読めば分かる内容だし、演習も基礎のみ。学校教科書レベルの難易度なので娘に丁度良く、これなら教えるにしてもテキストに沿った説明をすれば良いだけなので親の手間がぐっと少なくて済みました。

どうやら音声解説も聞けるらしいのですが、まだ試したことがないです。というのも、解説は見れば理解できるレベルなので、音声解説を必要とすることがまだない、という理由・・・😅

ワタシ的には大当たりだったので、この教材を信じて、しばらく黙々と進めていく予定です。

スモールステップの代償

スモールステップなのは大変良いのですが、その代償としてページ数がとても多いです。(3年生は約250ページで結構分厚い)

演習は直接書き込めるような体裁になっているものの、本が分厚いのでページを手で抑えて〜等の使い方はストレスが溜まります。1ページ完結型の構成なので、本からページを切り離してプリント形式にして使うことにしました。(1ページ完結型の構成は本当にありがたい!)

ページ数が多いので、仮に1日2ページずつやると、およそ4ヶ月で完了というペースです。それでも1学年分の学習が4ヶ月で終わるなら、1年間で3学年分できる皮算用になりますので、私としては大満足です。(計画通りにいくかどうかはまた別のお話😅)

レビューを見ていたら、演習が簡単すぎてツマラナイと思うお子さんもいるようです。既習範囲を復習目的でやるならそうかもしれない、と思いました。基礎演習しかないので、もう一段上のレベルの問題は、別のドリルで補う必要はあります。

先取りに求めるもの

各家庭の方針、お子さんのタイプによっても異なると思うので、あくまで我が家の場合ですが。

ソロバンをやっているおかげだと思いますが、娘は機械的に処理できる計算問題は早いほうです。計算についてはあまり心配はないものの、グラフ・平面図・時間といった単元で、あれあれ?と思うことがよくあり、概念の理解で不安定さを感じていました。

ですので、全範囲を基礎だけでも予習しておくほうが、娘にとっては塾でも理解が進みやすそうだと判断したのです。

使っている計算問題集

先取りとは別に、計算問題も日々やっています。サピックスの基礎トレを毎日1ページに加えて、こちらの一行計算問題集もやっています。

基礎トレ1P、一行計算問題2P、先取り2P、これら全てをやっても、10〜15分程度で終わっているので、1日のうち算数にかける時間としては無理のないレベルかなと思っています。

さいごに

以前は、算数の学習内容について方針が決まらず、あれこれ試してはやめて・・・を繰り返していました。入学当初は公文算数をベースにしていました。が、色々あって公文算数をやめてから約1年後のいま、やっと学習方針が決まってホッとしています。

娘は思考力系問題はまだ苦手な傾向があるので、そういった問題は自宅ではやりませんが、サピックスで多少なり触れるようなので、塾と自宅学習とのバランスが取れて良かったかな?と思っております。

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