なぜ結婚して、離婚するのか
はじめまして。
0歳の男の子ママ、まもなく離婚予定です。
結婚7年目での待望の第一子誕生から、およそ半年で離婚することに。30代前半にして、ようやく自分自身と向き合い始めた私の人生再構築の経験がいつか自分や誰かにとって必要になるかもと思い、noteを始めました。
なぜ結婚したのか?
詳しくは以前の記事を読んでいただければ嬉しいです。
簡単にまとめると、私にとって新鮮で、頼もしく、それでいて居心地がよい存在だったからです。
実際、離婚を控えた今もそれは変わらず、夫のことは尊敬していますし、話していても楽しいです。
ただ、再びそう感じることができるようになったのは、ここ数日のこと。婚姻中は言動にもイライラしてばかりでした。
それはなぜでしょう?
夫からの言葉と私自身の自己分析で、いくつか原因がわかってきました。
夫にイライラしていた原因
環境
結婚してから産休に入るまで、夫とは同じクリニックで働いていました。夫の実家のクリニックだったので、夫の両親も一緒に仕事をしていました。
私は人の言葉や表情に敏感なところがあり、夫の両親にはかなり気を遣っていました。とても良い人達だからこそ、意見が違った時にも言い出せず、フラストレーションを感じる場面も多かったと思います。自分では隠しているつもりでしたが、義両親にももちろんそれは伝わっていたと思います。
そのストレスを夫にぶつけてしまっていたため、夫のストレスが蓄積していきました。関係性
仕事中もプライベートもずっと一緒に過ごすことで、どちらかというと同僚や友人のような関係性に近くなっていました。仕事が忙しかったこともあり、夫婦としてよりも仕事上の関係性が強くなっていったように感じます。
歯科医療においては、多角的な視点から治療計画を検討し、患者さんのメリットの最大化、リスクの最小化に繋げることが求められます。
夫婦や家族としての時間に仕事の関係性が入り込むことで、日常的にディスカッション的な会話が増え、何気ない会話を楽しむ気持ちがなくなっていきました。大学生の頃、いつも感じていた「無駄の楽しさ」のようなものを忘れていたと思います。私の自己肯定感の低さ、欲深さ
そして、1番の原因が私の自己肯定感の低さとそこから来る欲深さです。
人の感情に敏感なのもここから来るものなのかなと思います。自分で自分のことを認めてあげられないから、人の評価が気になる…。
事業継承へのプレッシャーもあり、「あれができていない!」「これもできていない!」と、不安とストレスが募っていきました。
収入や生活環境、仕事など、あらゆる面で普通よりも恵まれていたにも関わらず、自分自身にも、そして周囲にも貪欲に「完璧」を求めていたと思います。
夫からすれば、ありのままを受け入れて、愛してくれないのだから、辛くなるに決まっています。今ならそう言えるのですが、その当時はそんな風には思えなかったのです。時々「まずいな」と思いながらも、棘のある言葉が口から出てしまい、後悔することもありました。
なぜ離婚するのか?
私のぶつけてきたストレスで夫が辛い思いをしているから。
そして、私自身も自分を変えないと同じことを繰り返すという危機感を感じたから。
最初はいわゆる産後クライシスのようなものだと思っていた私も、夫がどれほど長い間傷ついてきたのかがわかり、問題の根深さに気づきました。振り返ると、楽しい思い出もたくさんありますが、たしかに喧嘩になることも多い7年余りだったと思います。
ここ半年ほどは育児も楽しく、やりがいを感じていましたが、どこかで知らず知らずのうちにまた無理をしていたのでしょう。ほぼ100%ワンオペの育児の毎日で、ある晩ついに爆発してしまいました。本当は少しだけていいから手伝って欲しい、育児の話を聞いて欲しいと思いながら、これは私の役目だと言い聞かせていたと思います。できない自分を認めたくなかったのかも知れません。
この爆発が最後の引き金となり、離婚の話が進んでいきました。
今回はここまで。
次は離婚が成立する前にも関わらず、この短期間でなぜ自分の心を立て直すことができたのかを書いていきたいと思います。