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中国のことわざ「塞翁失马」から学ぶ 生きる知恵

最近、パートナが子どもたちに中国の歴史やことわざについて
良く話すようになった。「塞翁失马」は、前から知っていたけど、
改めてその意味を吟味したら、それこそ生きる知恵ではないか。
(前の記事で、悩んでいたことがこれで解決!)

「塞翁失马」:さいおうしつば

ストーリを簡単に紹介すると

 「塞翁」は、中国北方の塞とりでに住む老人のことで、一人息子と生活していて、馬が全部の財産だった。ある日、その大事な馬が逃げて、村人は「大変ですね・・・」と同情したが、老人は、「いや、これは何かいいことの始まりかもしれない」と言ったのだ。

 数か月後に、その馬が別の名馬を連れて帰ってきた。村人たちは「それはよかったですね!」と言ってくれたが、老人は「いやいや、これは何か悪いことの始まりかもしれない」と淡々と話した。
老人の一人息子がその良馬に乗って、落馬し大ケガをしたが、それで徴兵を免れたという物語である。

 つまり、幸いが転じて禍わざわいになったり、不幸と思ったことが幸いになること。 人生の幸不幸は、後になってみなければわからないということ、と言う意味である。

 人生の出来事に対して、一喜一憂することではなく、どんと構える必要がある。 一見大変なことでも、実は、そこにはチャンスがあるかもしれない。陽があれば、必ず陰があるのだ。

 宿用の物件が実は増築されたことが分かり、購入できず落ち込んだが、
後になって、申請して却下されるより、初期で判断できたことは、成果でもある。 買えない→落ち込む→止まるのではなく、ご縁のある物件を探し続ければと良いのだ。

「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」ルターの名言のように、ね

Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces,
I would still plant my apple tree.

人間万事塞翁が馬 
Joy and sorrow are today and tomorrow.

良いことも、悪いことも、それは、ただ起きた出来事、自分が良かった、
悪かったではないのだ。自分への評価を他人の目線からする必要はない。
私たちは、生きてるだけで存在価値とその意味があるから。

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