見出し画像

No.4サバティカル 海外赴任先の選び方

私の夫は大学教員で、サバティカル制度(1年だけ海外で研究できる制度)を利用して2023年3月からフランスのブザンソンに海外赴任します。

大学にもよるのかもしれないけれど、このサバティカル制度、赴任先は自分で決めて自分で交渉します。
夫はフランスの他にもカナダやスペインなど、いくつかの研究所を赴任先候補に挙げていました。

幸運にも第一希望であったフランス・ブザンソンの研究所に赴任が決まりました。

夫が、サバティカル期間中受け入れてほしい旨をメールでフランスの研究所に送ると、すぐに返信が来たようでした。夫の長々としたメールに対して、相手方からの返信は数行…。相手方の研究所は、そもそも海外からの研究者をよく受け入れているので夫ももちろんウェルカムとのこと。

一年受け入れてもらうのに数行の返信というのがとても不安でした。翌週ZOOMで夫はフランスの研究所のD教授と話したようです。

私はネットで、フランスで賃貸を探す際には詐欺に気をつけろという記事をよく見かけていました。しかしフランス語が話せない、ルールもわからない私たちにとって、その賃貸仲介業者が詐欺かどうか見極めることは簡単なことではないと思います。私はとにかくフランスでの住居探しがとても心配でした。なので、夫がD教授とZOOMで話す前に、夫からD教授に信頼できる賃貸仲介業者を紹介してもらえないか聞いてほしいと頼んでいました。

夫は聞いてくれたのだが、D教授は「そんなことは事務に任せておけばいいよ。慣れているから。」と答えたようです。話の内容がほとんど研究のことだったので、住むところについては深く追求できなかったとのこと。

やや不安だが、D教授はとても行動が早いのです。
サバティカル期間中に私の夫と共に研究を補佐してくれる若手研究員の方を、7月に日本に送るとのこと。
彼はもともと学会で日本に来る予定だったのだが、夫の所属する大学まで訪問するようD教授が指示してくれたようです。
そして9月には、夫がいろいろな事前確認のためにフランスの研究所に一度訪問する機会を設けてくれました。
ちなみにこの9月のフランスの旅費はD教授の研究費から支払われます。感謝しかありません。

D教授の行動力と配慮によって、わたしはフランスでの赴任生活が少しずつ楽しみになってきています。最初は不安の方が大きかったけれど、今はGoogleマップでブザンソンのお洒落なカフェを探したり、ジムを探したりと楽しい生活を想像できるようになっています。

たくさん準備することはあるけれど、せっかくの機会だからわくわくする一年にしたい(*´ー`*)

いいなと思ったら応援しよう!