Rafven_アクセル全開の70分。ラストは男泣き。
僕らのRafvenが帰ってきた。ひと回り、ふた回りも大きくなって。
大団円だった。オーディエンスが肩を組み、輪を作って踊ったり、オーオーと大合唱したり。
バンドのプレイヤビリティとしては、ドラムとベースのリズム隊が太くなった印象。特にベースの彼は控えめなキャラらしく、他のメンバーに比較して一見すると目立たないけど、明らかにバンドサウンドの大黒柱。やりおる。
締めの曲を始める前、時間を取って感謝の気持ちを表していた。主催者のSmash、支えてくれてるスタッフさん、そして我々オーディエンスに対して、しっかり伝わるように、ゆっくり目の英語で、何度も何度も。
演奏が終わり、鳴り止まない拍手喝采を前に、メンバー(たぶんバンマス)は涙を拭っていた。
それもそのはずだろう。20年近くバンドを続けてきて、フジロックへの出演を機に、ここ日本で爆発的にブレイクし(フジロック会場で最もCDを売ったバンドとして知られている)、今年は2回目のフジロック、そして朝霧jamを含むツアーを完遂し、演奏後も拍手が鳴り止まないのだから。
メンバーがステージ裏に帰った後もドラマチックだった。
普通、アンコールを求めるオーディエンスは拍手を繰り返し、メンバーがもう一度出てきてくれるのを期待するのだけど、朝霧jamのオーディエンスはメンバーがオーディエンスに求めたコーラス「オーオー!」を大合唱し始めた。拍手に変わり、オーディエンスはrafvenと一緒にもう一度歌いたいことを主張したのだ。これは泣けた。
今日、rafvenは母国スウェーデンに旅立つ。次に観るライブは、どんなだろう。今から楽しみだ。