もくず

noteを書くときは大体酔っぱらいです。 恋愛の話とか本の話とか日常の話を淡々と 週1投稿を目標として。

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最近の記事

揺れる天秤、冬の幕開け

晴れていて風が気持ちいい。 夏の終わりと秋の初めの素晴らしさが完璧に重なりあった日。と川上未映子さんがTwitterで言っていた。本当にその通りだとおもう。なんて素敵な文なのだろう。 酔った週末の夜、一緒に飲んでいた友人から告白され、のりと勢いに任せていいよと返事をした。勢いがないと彼氏なんてできない予感がしていたしていたのでちょうど良かった。ついに私にも彼氏ができた。 ずっと片思いだった人のことは頭から吹っ飛んでしまってはいないけれど、ここ最近は惨めったらしい湿った片

    • 実らなかった片思いから学んだこと

      またひとつ私の恋が終わった。 でも私は29歳6ヶ月にしてようやく学んだ。 「自分が無理する恋愛は続かない」ということを 今回は恋が終わって気付いた話をしたいと思う。 彼と出会ったのは2月。今年になって6ヶ月続いた片思いは、あっけなく終わった。「付き合いたい」とか「付き合って」とか言い出せないままズルズルと時が経ち、その間遊びに行ったりご飯食べたり二人で会うことを繰り返しながら、最後は私の送った2通のラインが静かにスルーされて2022上半期の恋は呆気なく閉幕した。 切

      • 「授乳」を読んだよ

        もうすぐ夏が終わってしまいそうだ。部屋の窓を開けると秋の始まる匂いがする。今年の夏は全然夏らしいことは出来なかったし、友達とも遊べなかったな。飲みにも行けない。寂しい。 お盆休みで暇だったので、少しの間実家に帰った。実家には浪人の時までしか過ごしていないので、久しぶりに帰るとその時から時間が止まっているような気がする。特に自分の部屋は、過去の時間の軸で生きている私が今も生活していて、現在の自分が友達として部屋にお邪魔しているような気になる。本棚を見たら以前好きだった本があっ

        • 「愛するということ」を読んだよ

          エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読んだ。 タイトルが照れ臭くて恥ずかしいんだけど、本の帯に弘中綾香アナのコメントが載っていて、「愛するということを、生まれながらにできる人なんて居ない」という言葉に惹かれた。その帯の弘中アナの隣には谷川俊太郎のコメントという並びも謎で読みたくなった。 本は60年以上前に書かれたものなので、この本の内容が今の時代にすっぽり当てはまるわけではないんだけど、愛って一体何なんだろうと考えていた私には新しい考え方のヒントをくれた。 愛は技

          日曜日の晩ごはん

          最近、一年くらい付き合っていた彼に振られた。それから友達や職場の人やマッチングアプリで出会った人とひたすら会って、彼とのことを笑い話にして盛り上がるのは楽しかったけど、彼と一緒にいられなくなった寂しさを紛らわすことは無理だった。 誰かに会った日の帰り道は彼のことを思い出してしまうし、何をしてるのかなとか、私のことは何も考えてないんだろうなとおもったら胸が苦しくなった。その度に連絡をしないという意志は簡単に揺らいで彼に電話したけど、案の定電話には出てもらえず、本当に彼が私に対

          日曜日の晩ごはん