「やさちぃ き のひろば」第6回を武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催!
未来を担う子どもたちに国産木材の魅力を伝えるため、川崎市では全7区を巡回する「やさちぃ き のひろば」を開催しています。その第6回が12月7日(土)と12月8日(日)の2日間、JR武蔵溝ノ口駅南北自由通路で行われました!
当日は冬の冷たい空気が漂う中、元気に遊ぶ子どもたちの声が響き渡り、夢中になって木工の遊びやワークショップに取り組む様子が、駅前通路全体を明るく温かな雰囲気にしていました。
高津区では脱炭素社会の実現を目指し、この溝口エリアを脱炭素のモデル地区に位置づけ「脱炭素アクションみぞのくち」という取り組みを進めてきました。
実はこの場所、つい一年前までは、このような感じでした。
ここが脱炭素モデル地区「脱炭素アクションみぞのくち」であることから、“脱炭素×木質化”アクションを知ってもらう場として活用してもらうため、脱炭素×木質化の連携で情報発信を行い、市民の皆さん一人ひとりの環境配慮型のライフスタイルへの行動変容を促進することを目指し、令和6年3月にこのように木質化を行いました。
そう、この場所は「脱炭素×木質化」の象徴であり、まさに「やさちぃ き のひろば」を開催するのに最適な場所だったんですね!
それを考えると、子どもたちが遊ぶ積み木のひろばの背景に広がる、やさしい色の木の壁に、とても深い意味を感じました!
木であそぼう
「やさちぃ き のひろば」といえば、まずは無料で遊べる「木であそぼう」のコーナーです。JR改札正面に突然現れた積み木の遊び場に、駅を利用する方たちが興味津々で目を向けていました。
そして、子どもたちが積み木で楽しんでいる様子を見ると、同じ年齢の子どもたちが目をキラキラ輝かせながら、お母さんの手を引いて遊びに来てくれました。
からからつみき
軽く柔らかい宮崎県産スギを天日で自然乾燥させた、無塗装の「からからつみき」は、並べたり積んだり、高く積み上げたり横に広げたりと、自由自在に遊び方を選べます。その柔らかな肌触りと優しい木の香りがたまりませんね。
シズレンガ
スギでできた大きなブロックと、ヒノキでできた円柱の連結棒で、お城や家のような建物から、動物や乗り物まで、複雑な形も作れるこのシズレンガ。静岡県産の「オクシズ材」で作られています。遊びながら集中力や想像力を養うことができ、子どもだけでなく大人まで楽しめる知育玩具です。
ごろごろ木玉プール
大小ふたつのこのプール。中身は「木の国」と呼ばれる和歌山県産の紀州材で作った手触りの良い木玉なんです。いろんな大きさや形に仕上げられた温もりあふれるこの木玉を触ったり、木玉に埋まったりして遊ぶ子どもたちの笑顔が、プールいっぱいに広がっていました。
コロコロカー
和歌山県産の木で作られたコロコロカーも、常に人気のおもちゃです。
右から左に、表が裏に、裏が表に、上から滑り落ちてくる連結した車。その動きと音に不思議な魅力があるようで、何度やっても飽きることなく、子どもたちが繰り返し遊んでいるのが印象的でした。
ひのきくん
和歌山県からやってきた天然無垢ひのきの積み木「ひのきくん」。優しい手触りと軽さが特徴のこの積み木は、子どもの玩具・教材として利用されるだけでなく、高齢者のリハビリなど幅広く活用されているそうです。ニスや防腐剤の加工をしていない天然無垢ひのきには、子どもたちを夢中にさせる何かがあるんでしょうね。
今回の「やさちぃ き のひろば」には、木の国と呼ばれる和歌山県から木の案内役の方々も川崎に応援に来てくれました。木のお話しに子供たちも引き込まれ、大人の身長より高く積み上げた積み木を、カウントダウンで豪快に倒す遊びも教えてくれました。
木にふれよう
他のエリアでは、木を使ったワークショップやゲームが楽しめ、自由通路にいながら木や緑と触れ合える貴重な体験ができました。子どもから大人までが真剣に作り、遊び、笑い合える素敵な時間が流れていました。
川崎色々積木
前回の新百合丘オーパから登場した「川崎色々積木」は、川崎市の市制100周年を記念して、ご縁の深い各地の林山地から集まった木を使っています。
神奈川県の小田原市、相模原市から始まり、静岡県の静岡市、浜松市、島根県益田市、宮崎県の延岡市、日向市、そして和歌山県の木が集まり、この「川崎色々積木」ができました。
8つの林産地から8種類の木が集まりましたが、1つだけ広葉樹が混ざってます。どちらの林産地の木かわかりましたか??
持ち比べてみると一目瞭然、重くて硬いです。広葉樹は家具に使われることが多いということが良くわかる、そんな手触りでした。
クリスマスグッズづくり&ウッドゲーム
高津区の「コミュニティスペースみんなの森」による、クリスマスツリーやグッズが作れるワークショップでは、主催している子どもたちも、参加している子どもたちも、笑顔で楽しく過ごしている姿が印象的でしたよ。子どもたちが手作りしたウッドゲームも、親しみやすくて大人気でした!
丸太や松ぼっくりでクリスマスアイテムづくり
地元川崎で炭を専門に扱う福田商店は、子どもたちに木育だけでなく火育の普及活動も盛んに行っていますが、今回は木や松ぼっくりでクリスマスアイテムを作るワークショップが子どもたちに大好評でした!みんな、かわいいサンタを作ってごきげんになっていました。
苔でオリジナル門松づくり
高津区でみどりを広げる活動をする「Greening Takatsu」は、苔をつかったオリジナル苔門松を作るワークショップを開催!参加者は無心になって土と苔、木や竹に触れながら、自分だけの門松作りを楽しみました。
門松作りが人気で受付数を終了したあとは、苔玉作りをして皆さん楽しんでいましたよ。
木育×キットパス
高津区で子どもたちとその親御さんに木育を広める活動をしている「川崎で木育を広め隊」は、木を使ったグッズ作りのワークショップを開催し、子どもたちが夢中で作っていました!
神奈川県産の木を使った「木ハガキ」にスタンプを押したり、川崎市産の「手回しコマ」にキットパス(ガラスなどにも描ける絵具)で色塗りをしながら、木の肌触りと自分だけの作品作りを楽しんでいる姿が印象的でした。
薪割り体験
新百合丘オーパでは、神奈川県産のヒノキや川崎市内産の柑橘を使ったオリジナルのアロマスプレーを作るワークショップを開催していたノンバーバルが、ここ溝ノ口ではワイルドな薪割り体験を子どもたちに提供!
カンッ、カンッ!という音が駅構内に響き、ついに薪が割れた時には応援していたお父さんもお子さんと一緒にガッツポーズをしていました。
森のおはなし
木であそぶエリアでは、日本の森や木について学べる紙芝居「森のおはなし」を定期的に開催。クイズ形式の話を楽しみながら、最後に私たちにが森や木にできることは何かを考えることができました。お話を聞いてくれた子にはプレゼントもあり、紙芝居もプレゼントも大人気でした。
木に触れて、木で遊ぶ「やさちぃ き のひろば」を、木質化した駅の構内で開催した今回のコラボレーション。寒い日でしたがとても温かな気持ちにしてくれました。
次は第7回、とうとう最後となりますね。2025年3月1日(土)2日(日)に多摩区の生田緑地『かわさき宙と緑の科学館(川崎市青少年科学館)』で開催します!
プログラム内容は会場ごとに異なるため、事前に公式ホームページでご確認ください。
皆さんのご参加をお待ちしております!
▼「やさちぃ き のひろば」公式ホームページ
https://kawasaki-mokuzaiforum.com/yasachii-ki-nohiroba/
▼「川崎木づかいタウン」公式インスタグラム
https://www.instagram.com/kawasaki_kizukai/
イベント情報や身近にある国産木材情報を紹介します!