5月。 温かくなってきていて 晴れの日も続いてた 火葬することになったけど 2、3日後 きれいに保つにはどうしたらいいやろ ありったけの保冷剤を集めて どこにあてたらいいんやろ。 脇かな?鼠径部?首? いろいろ言いながら妹と冷やす 時間が経つと ちょっとずつ硬くなってきたからだ 手足がぴーーんってなってる 試行錯誤しながら 木の箱に入れる それぞれお花を摘んできた シロツメ草とか 名前の知らないピンクのお花 甥っ子姪っ子は手紙を書いて 食いしん坊やったから ご
赤ちゃんが帰ってきた次の日 ほんとに小さいその生物に わたしはかわいくて夢中になった 少し離れた所にいた大型犬と目が合う 何か伝わってくるその瞬間から わたしは目をそらしてしまった その時、その子の意識に 耳を傾けなかったこと 今でも時々、後悔している 夕方、大型犬のとなりで爆睡した ほんとに深く寝て、きもちよかった 夜、「ご飯ができた ちょっと離れて食べにおいで」 母が言ってくれたけど なぜかその子から はなれられなかった 何が。とは言えないけど なんだか。と感
ちょうど4年前 大型犬の14歳、 十二指腸の手術は成功したものの 他の箇所の病気もあったり ちょっとずつお手伝いが必要になってきた そのころ実家を離れて生活していたけど コロナもあって お仕事柄おやすみすることになったわたしは 働きに出ているみんなの代わりに お世話をするという名目で実家に帰った お世話とは、 一緒に日向ぼっこをすること 一緒にお散歩をすること 通る車を一緒に目で追いかけること 芝生に埋もれる大型犬を眺めること ただただ大好きな子と きもちいいねぇ~
親友の大型犬 その子の周りが私のパワースポット 落ち込んだり疲れたり、悲しくなったり そんなときも その子の側にただ座ってるだけで 縮こまってた感覚がふわっとゆるんで あったかくて やわらかい 黄色いエネルギーに包まれて なんでもいっか。 いろんなことが 頭から解き放たれて ただ、きもちいいなぁ~。 って 氣分になれた そばにいるだけで そんな氣分になれるなんてすごいなぁ すごい才能 その時から その子がわたしの憧れ この子みたいになりたい 数年後、あるヒー
元氣玉を見たのは4年前 親友の犬 その子の十二指腸に大きな腫瘍ができていて きれいに丸いその腫瘍は 空洞をすっぽり埋めて 食べものだけじゃなくて、水も通さないみたい 食べたもの、飲んだものも ぜんぶ胃にたまってしまった 歩くとちゃぷちゃぷ音がする (後で聞くと、流れられず胃に溜まった重量は3kg) うんちもでなくなった 大型犬の14歳 高齢もあって手術はリスクもある。と 家族で泣きながら会議した このまま衰弱していくのは見ていられない。と 手術で腫瘍をとっても