東京以外での生き方
ツイッターとかノートみていると、この世の9割ちかくの人間は東京に住んでいるような錯覚に陥るが、実際のところはそんなことはない。僕が子供のころに教わった記憶だと、だいたい日本の人口の1割くらいが東京在中だと習った。
しかし改めてタイムラインを眺めて見ると、ほとんどのひとは東京のお店でご飯をたべて、東京の美術館に言って、東京の勉強会に参加している。おれみたいな地方在住者の存在ってのはほとんど現れてこない。特に日常的な文脈で地方の情報が入ってくることが、ほぼないように感じている。
これはどういうことなんだろうか。つまりよく言われる東京とそれ以外の断絶。以外と地方ではスマートフォンをまだ使っていない人間が存在しているように、インターネットというものに触れる頻度みたいなものが東京とそれ以外の地域では完全に異なっていることが原因のひとつなのか。
それもかなり有力な説かもと思ったが、ここで僕はある事実に思い至った。それは東京の人口に関する知識を僕が植え付けられたのが10年以上前ということだ。
つまり10年前はたしかに東京住まいの人間の数は全人口の1割だったかもしれない。だがもしかしたら、現在はほんとうに日本の人口の9割近い人間が東京に住んでいるのかも。
そう考えたらすべてが納得できますよね。悩みは解決しました。おわり。