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noteとクロッキー帳とMacBook Pro
noteを始めてみようと思ったとき、手に取った、『noteではじめる 新しいアウトプットの教室』(コグレマサト・まつゆう*著、インプレス)。
ページを作り始めて、もろもろの設定をするときのよきガイドとなってくれました。
こうした設定のあれこれはネット上でも検索できるし、ネットから得た情報もあった。でも、ひとつにまとまっていて一望しやすいところが本の魅力。
ところで、この本で、まつゆう*さんが、記事の下書き保存は、公開設定しなければ、公開されないまま。公開用ではない、自分の覚書など保存しておくのにもいいですよ、と紹介してくださっていました。
最初、読んだとき、そうだな〜と思いつつ、自分で使うことはイメージしていませんでした。
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絵や文章のラフをかくときは、たいていマルマンのクロッキー帳やノート、手元にある余白のある紙に、シャープペンで。文章だけなら、パソコンのテキストエディタに入力することも。
もともと書くことが好き。思いつくまま書きとめながら、自分の気持ちがはっきりしたり、発見があったりの過程が好き。手を動かして見えてくる作業の楽しさがそこに。
パソコンが主流になってきたとき、同じ過程をキーボードの文章入力で味わえるのかな?「手を動かしている感」が得られないのでは? と思っていた。
ところが、キーボードに入力するのも、紙にシャーペンで書いているときと同じ。発見があったり、自分の考えが整理されていく楽しさは変わらないことに気づいて感動した。アナログでも、パソコンでも、そこは変わらないんだな、と。手を動かしている感というより、頭を動かしている感が同じ。
パソコンだと、書きながら編集もできるので、ラフだったものが形になっていく気持ちよさも。
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最初、note の下書き保存は、note に公開する記事用にだけ使っていました。あるとき、まつゆう*さんの言葉を思い出して、自分のメモ用にも使うように。
noteの下書きページに書いていくのは、クロッキー帳の白いページ上で手を動かしているのに似た心地よさが。シンプルで伸びやかな画面、文字の大きさや行間もほどよく気持ちいい。
どんな道具でも何かを作り出すことはできるけど、気に入った道具に出会えたら、飛躍期に作業が楽しい!
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今、愛用しているノート型パソコンはMacBook Pro。その前型にあたるPowerBook G4を買ったときにも、同じような感覚があった。
PowerBook G4を開くとき、クロッキー帖のページを開くような、デン!としたデスクトップ型とは違った軽やかさがとても心地よかった。
この本は2008年刊行のものなので、ひと昔前の機種までしか載っていないけど、懐かしのMacたちが一望できます。日常に、そこにあることがうれしくなるデザイン。見ていて愛おしくなります。
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