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#4 肉を焼く、否、ひたすら床を磨く

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若葉のころの道志村。

本当にお腹のすみずみまでいきわたるくらい深く息をすいたくなります。

吐き出したくないほど美味しいです。

吐き出しますけど、死んじゃうんで。


コロナがようやく少し落ち着いてきたかなというころ、道志村に行って数日かけて1階部分のお掃除をしてきました。


この外出自粛の中でなかなか道志に行くことができず、ほったらかしになってしまっていたのですが、もともと義母が隣に住んでいて普段から窓を開けたり、お掃除したり、お片付けも相当やってくれているので、行った時にはもうすでにだいぶきれいになっていました。


でも!

たった1日足を踏み入れないだけで見てこれ!

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これ何かわかりますか?



しかのふん〜🦌...

でございます。


わたし鹿のふんってもっと小さいポロポロした感じのものかと思っていたのですが、なんかけっこう大きいんですね。


って書いて不安になって今ググってみたけど、やっぱり鹿のふんってもっと小さいポロポロしたやつが出てきたぞ。


と、すると


…………………なにかのふんでございま〜す


鹿は道志村にはたくさんたくさんいて、

猟師さんたちがてっぽうでうってさ にてさ やいてさ というふうに食べられていたりするくらいなのでてっきり鹿だと思っていたんですが、何だったんでしょうね。しかもふんの大きさからしてけっこうでかいぞ。

まあとにかく、1日家をあけると動物さんたちのおトイレになっていたりするんですよ。


これは見つけ次第義母がすぐに片付けて、消臭剤をまいていました。縄張りになっちゃうと大変なのだそうです。


気を取り直して、家の中に入ると

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ザ・カメムシ!あ、これは外にいる写真だった……

でも中にもじゃんじゃんいます。

山にはやっぱりね〜、カメムシいますね。わたし昔尾瀬の山小屋に泊まった時、部屋にカメムシ入れ(と書いてあるビニール袋)がかかっていたの衝撃的でしたわ。幸い時期がずれていてそんなにいなかったのですが。

しかし道志のカメムシは大きい。見慣れたやつの2倍くらいある。

においも強烈なので、

義母曰くペットボトルでスッととれ (子曰く風に言ってみました)


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こちらはてんとう虫様

1匹だと可愛いですね。


でも義母が最初に家に入り、床中に貼ってあった古い絨毯を引き剥がしたところ、床中びっしりてんとう虫だったそうで……

想像するたび泣きそうになります。

義母もさすがにうわっと思ったようなのですが、行った時にはすっかりきれいになっていました。

ひたすらもうありがたい。

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さて、中に入るともうこのような状態でザッとは片付けられていて、一見きれいになっていましたが


床の絨毯を剥がした時に全てが両面テープでつけられていたようで、床中にベッタベタが残ってしまっていました。

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ヘラでこすってみたり、洗剤を使ってこすってみてもダメで結局シール剥がしを使うことになりました。

義母が色々と買ってきてくれて、スプレータイプと強力なジェルタイプのシール剥がしとヘラも何種類か試してやってみました。


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結果、このダイソーのシール剥がし最強ということになりました。

スプレーなので減りが早く、何本も使う羽目にはなりましたが、きちんとやるとつるんときれいに落ちてくれましたーーーーー!

ダイソーさすがすぎる。

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コツはいくつかあって、最初にまんべんなく濡れるくらいたっぷり吹きかけたあとにちょうど5分くらい置いておきます。

この間さわってはいけません。

そのままじっくり待ってから、へらで大まかなところをこそぎとります。

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この時点で8割がたはとれますが、やっぱりどうしても残ってしまうベタつきがあるので、もう一度スプレーします。

今度は2〜3分くらいおいて、雑巾でふきとります。

するとこのとおり

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つるっときれいに剥がれました!

最初、5分待つところがポイントで、ここが5分以上と長すぎても今度は乾いてきてしまって効き目減。

きっと地の素材の違いで何分がベストなのかは違うでしょうが、うちの床板の場合はこのくらい待つのがベストだったようです。

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さあ、やり方がきまったら後はひたすらひたすらスプレーして、削って拭き拭きの繰り返し。

たぶん30カ所以上はあったと思うので、途中何度もスプレーがきれてしまい、買いにいってもらったり(百均もホームセンターも隣の都留市まで行かないとないので大変)で、3日間かけてきれいにしました〜!

ああ腰痛かった……


いつもは行くとなんだかんだバーベキューをしたりするのですが、今回は肉も焼かずにひたすら床拭き!(と言いつつ義母の美味しいごはんをたらふく食べて、道志に行くといつも太って帰るという……)

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見てーーーー!

この美しい木目。

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ようやく床本来の味が見えてきました。

これでもう少し汚れをこすり落として、ワックスをかけるとよいとの義母の助言でしたが、たのんでいたワックスは後日届くとのことでこの時はかけられず、ワックスがけは義母にお願いすることになりました。

ありがたや。

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こちらがそのワックス

米糠でできているとのことで、自然に優しいワックスです。

仕上がりが楽しみですね。


さあ、次回はキッチンのお掃除やっていくよ〜!


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