#62 もくめ書店ついにオープン!
みなさまごぶさたしてしまっておりますー
山梨県道志村に本屋を作ろうと動き出してから早2年半、もくめ書店、なんとようやく開店することができましたー!!!!!
本当にここに至るまでとても長くて、コロナの状況もあり思うように行動できない中試行錯誤、四苦八苦しつつ、ときには何もできない時間に耐えながらも、なんとか完成させることができて(詳しくは過去記事を読んでください)、先日、7月16日の土曜日に晴れてオープンすることができました。
これもひとえに応援していただける皆様、家族、友人たちのおかげだと、オープンしてから続々と来ていただけている方々の顔を見ながらひしひしとそう感じています。
オープンまでもしてからもずっとバタバタでその間長い文章を書くことがとてもできず、ここまでのびのびになってしまいましたが、少しずつまた経緯を書いていきたいと思いますので、よろしければお付き合いください。
まず工期が延びに延びてしまいまして、、、というのもぜんぶ雨のせい。
梅雨明け宣言が早々にあってから、あの暑さはどこにいったの?というほど曇りがち、雨がちになってしまって、年中ジメジメしとしとしている日々。
土砂降りの日も何日かあって、あぁ今日はペンキ塗れないな、外作業できないなと思う日も多々あり、なかなか進まないことが多かったのです。
地元の大工さん一人で作業をしてもらっているということもあって、私もできるかぎりお手伝い。
安い工賃でやっていただいているので、できることは自分でやるという感じで、カウンターのペンキや本棚のペンキ塗りをしました。
これがなかなか楽しかった。
ペンキ塗りってものすごく楽しいですね。
全然うまく塗れないんだけど、それもまた味になっていい感じ。
そして自分で塗ったという愛着も生まれます。
ペンキの色ひとつとっても奥が深く、木の材によっても出てくる色が変わったりするので、ここは何色にするか、既製の色でいいのか、混ぜるのかなど選択肢がたくさんあって、ど素人のわたしには迷うことも多かったです。
大工さんのアドバイスもあって、結果とても満足いく仕上がりになりました。
そんなこんなで内装工事の完成はだいぶずれ込んで、オープン前日までわたしはペンキ塗りをしていました。
そのオープン前日、それまですべての工程でお世話になっていた大工さんが、開店祝いだとこの看板を持って来てくれました。
これは本当に泣くほど嬉しかったー。
手彫りで、もくめ書店のロゴも写してきてくれて、丁寧に本の形に作ってくれました。
こんなの本当になんとお礼を言ったら良いのか、本当にありがとうございます!!と他のところにも何度も書いていますが、何度書いても書き足りないくらい感謝してます。
さらにさらに後日このウェルカムボードも作って来てくれました。
もはや足を向けて寝られません。
なんの言葉が良いかと聞かれたので、大好きなチャールズ・ブコウスキーの言葉
”Find what you love and let it kill you"
にしてくださいと言ったら、長いわ!と言われましたが、きっちり掘って来てくれました。
この看板とウェルカムボードで、お迎えする体制もだいぶ整いました。
この看板たちがあるのとないのとでは雲泥の差だったと思うので、本当に大切にしていきたいと思っています。
オープン初日は、カフェも不慣れで足りてないものも多くバッタバタ。
実家から母が手伝いに来てくれてましたが、コーヒー、紅茶、ケーキなども用意するだけでてんやわんやでした。
またオープン日のことや、企画したおはなし会のこと、カフェのことなどは改めてご紹介していきます。
今ようやく夢がかなってスタートラインに立つことができました。
ここから、続けていくということが次の夢になっていきます。
ここからが本当にしんどい部分だと思っています。
人が来ても来なくてもいつも道志には本屋がある、開いている、そういう風になるように努力していきたいと思います。
営業日は
平日 月、木、金 10:00〜17:00
土日祝 9:00〜17:00
定休日 火、水
となっております。
本棚もまだまだスカスカでお恥ずかしいですが、並んでいるのはいい本しかないと自負しております。
晴れていれば庭のチェアで、ゆっくりこの本たちを読んでいただけます(カフェご利用のお客様対象)。
みなさん、まずはぜひ遊びに来てね。