見出し画像

「木育共創センター」 キックオフ!!!

文:佐藤正範(北海道教育大学 未来の学び協創研究センター)

参加したみなさんで「木の面白さ」を共有

「木育共創センター」とは

木について考えたことありますか?

突然ですが「木」について考えたことはありますか?

みなさんはじめまして。北海道教育大学の佐藤正範です。
教員養成系大学で勤めていますが、教育の軸として「木」が面白いと考えている大人や子どもが集まる場所(物理的な空間に限定しない)として、「木育共創センター」が動き始めています。

2024年12月20日(金)に立ち上げを目指すメンバーによる初めての顔合わせがありました。以後、「木」と教育にまつわるお話をこちらのnoteに書き綴っていきたいと思います。ゆるく進めていきますのでよろしくお願いします。

そもそもラボとは

「木育共創センター」の元となるLAB(ラボ)は、東京学芸大学と北海道教育大学が提案をしている活動です。参加者が主体的に自分の興味や面白さを感じるもの、課題などを持ち寄り、「LAB(ラボ)」と呼ぶプロジェクトを作って、産学官の連携を推進するコミュニティ活動の1つです。立ち上げは大人でも子どもでも学生さんでもよいのですが、活動を支えるために大学教員がコーディネーターやリーダーとして参加していることが立ち上げの条件になっています。
詳細は以下のサイトをご覧ください。

知っているようで知らない「木」が面白い

木が好きでたまらない人たち 馬場拓也さん

立ち上げのミーティングに参加いただいた方をご紹介します。

まずはラボリーダーの馬場拓也さん。
デザイナーでもあり、北海道教育大学 旭川校の先生でもあります。
木の素材の魅力に注目したプロダクトを発表しつづけ、注目を集めている方でもあります。
また、製品デザインだけでなく、自治体と協力して、木に親しんでもらう活動にも取り組んでいます。特に地域の木材を使用して作られた木製玩具「森の輪(森のわっこ)」をその地域で生まれた赤ちゃんと保護者に贈る「森の輪プロジェクト」は、北海道26 市町村、千葉県 1 市の 27 市町村で取り組まれています。

馬場先生がデザインしたキッズスペース

↓以下のサイトで馬場さんがつくられた素敵な木製玩具が拝見できます。


木が好きでたまらない人たち 平田美紗子さん

次にご紹介するのは、森林業漫画家で国家公務員の平田美紗子さんです。
日本全国に広がる林の管理をするお仕事の顔と。絵本作家としての顔をもつ木のスペシャリストです!

↓以下のサイトで木に熱い平田さんのご活躍が伺えます。

平田さんからは、他の方々からのお話の合間で、木や林、森に関する、面白い話題や、知られていない知識などを、とてもわかりやすく解説をいただきました。さすが森林の魅力を伝えるコミュニケーター!!!

木が巨大ネットワークを構築!?

平田さんのお話の1つで印象的だったのが、「木が巨大ネットワークを構築している」という内容です。木は様々な菌を共生をしていて、地中を中心として存在をする菌を介して、養分のやり取りをしたりしているそうです。地中に菌は広く存在しているため、近くの木同士だけでなく、離れた木とも繋がってネットワークをつくっている!!そんな壮大な木の秘密も平田さんは教えてくれました。

調べてみると、このような本がありました。
私たちの知らない木が「知性」をもつ!?そんな木や森のお話がまとまっている
『マザーツリー~森に隠された「知性」 をめぐる冒険~』(著者 スザンヌ・シマード)は平田さんのお話にも直結する本かもしれません。興味をもたれた方は読んでみてはいかがでしょうか?

木のことは知らないこと、面白い秘密がたくさんありますね。

木が好きでたまらない人たち 内田洋行 青木栄太さん 中村馨さん 今井茜さん

学校現場をはじめとする、魅力的な空間デザインをつくっている株式会社 内田洋行さんからは 青木栄太さん、中村馨さん、今井茜さんにご参加いただきました。
空間をつくる会社である内田洋行さんも、木には以前から注目されているようで、木の良さを生かした商品を開発したり、木の魅力を伝えるための活動をしたり、精力的に活動をされていることを伺うことができました。
先日、私(佐藤)自身が、内田洋行さんが木育の活動をされていることを知り、また、横浜で行われていた展示会に参加した際に、「木」を推した商品を開発されていることを内田洋行さんのブースで知ったというタイミングも重なって、お声かけをさせていただきました。
青木さんは、様々な商品開発に携われてこられたようですが、何と教員免許ももたれているそうです!

↓以下のサイトで「木」の良さを生かした空間づくりをされている
 内田洋行さんの取り組みが拝見できます。

「木」を中心としたこれからへの願いも共有

ラボはゆるく 楽しんで

北海道教育大学からは 後藤泰宏さん(理事・副学長/未来の学び協創研究センター長)と小林研さん(連携推進課副課長)にもご参加

この「木」を中心としたコミュニティは、実は小林さんと、袴田さん(岩見沢校職員)、井下さん(函館校事務職員)といった事務職員の方のアイデアが元になっています。小林さんたちはは北海道教育大学の5キャンパスの先生方をよく知っておられ、馬場先生をはじめとする「木」のスペシャリストをたくさん知っていました。きっと面白いプロジェクトになる!という声で活動はスタートしました。「教職協働」が実現できれば良いと思っています。

大学における、産学官連携を推進する未来の学び協創研究センターのセンター長である後藤泰宏先生にもキックオフに参加いただき、「北海道の特色を生かしたコミュニティとして期待しています。」をお話をいただきました。

次回は、またどんな会になるのか、参加されたみなさんが既に楽しみになるような、素敵なキックオフとなりました。

次回のnoteも楽しみにしていてください。

キックオフの会に参加されたみなさま
上段左から、小林さん、佐藤、後藤さん
中断左から、馬場さん、青木さん、平田さん
下段左から、今井さん、中村さん

いいなと思ったら応援しよう!