思いがけず、住みたい場所候補になったスペインはバルセロナ
たまたま行くことになった土地
スペインに行く予定はなかった。
大学生のある頃、ある理由で中東に滞在していたが、ただ日本に帰るだけじゃつまらないと思い、どうせだったらヨーロッパを周遊して帰国しようと思ったのだ。
資金はそんなになかったから、ほぼバックパッカーのように荷物も宿泊先も、食事代も飛行機代も安く設定し、なるべく多くの国を周ろうと思った。
限られた資金と3週間という限られた期間でどれだけ周れるか
と考えた時、そこにはスペインは含まれていなかった。
なのになぜ、行くことになったかという理由については、熱弁したい気持ちもあるが、一言で言えば、ストライキのせいだ。
いろいろありすぎて語りたいのだが、今回はスペインの良さについて記そうと思う。
サグラダファミリアは、「ルパン三世 お宝返却大作戦!!」の聖地としての認識
話変わって、皆さんは2003年に放映されたルパン三世の「お宝返却大作戦!!」をご存知だろうか?
私は、シャーロックホームズも好きだが、ルパンも大好きで、特にこの話はずっと記憶に残る、自分の憧れが入ったものだった。
ストーリーは、ルパンが亡くなった旧友の頼みで、世界各地に盗んだ宝を返却していくのだが、その最後の舞台がサグラダファミリア。
私がその場所を憧れる理由になったのは、サグラダファミリアと共に生活していたbarの店主を羨ましいと思ってしまったからだ。
サグラダファミリアを見ながら、歳をとっていく。
今もなお、完成されていない建造物が完成されるのを見ながら、
何十年も共に暮らす。
そういう暮らし方も良いなと幼いながらに思った。
だけど、私の中での、行きたい場所の優先順位は低く、ただの「憧れ」だけであった。
しかし、飛行機がストライキで飛ばなくなり、かねていた計画を変更し、
渋々行く羽目になったのだ。
建築に興味を強制的に向けさせるきっかけになった瞬間
なんやかんやあって、無事サグラダファミリアがあるバルセロナに着いた。
1泊して次の日、あのルパンの場所に来たんだ〜くらいしか思ってなく、ドキドキしながらもそこまで期待はしていなかった。
入場券を購入し、日本語で説明してくれる音声機器を借り、いざ中へ。
もうそれ以降、心臓に向いていた私の意識は、向けられることはなかった。
正直なところ、外から見ても圧倒されていたが、
近くで見ると、圧倒どころじゃない。
鳥肌、身震い、感動、目が離せない
何かがこみ上げてきて、胸、喉元が締め付けられ
理由がわからない涙が出そうになる
そして
ずっと、ここにいたい
そんな想いが頭をよぎって、見上げ続ける
これが人間が創ったものか
彫刻で細かく彫られた芸術品は、集合して建築物になった。
事前に、中は森をイメージしたと聞いていたが、
こんなにも透き通った、広大な森があるのかとため息、いやこの設計をしたガウディに魅入られてしまう空間だった。
太陽の日の出、日の入りによって中に入る光が変わる。
ステンドグラスの色が左右で違うのはそのためだそう。
(余談で、こういった情報はツアーで来ていた韓国人たちに混ざって一緒に聞いていた。初めて他の言語ができて良かったと思った)
ガウディで溢れた街は、住みやすさNO.1かもしれない
サグラダファミリアの感動は、私の語彙力と言葉に表せない「何か」なため、
どうしてここに住みたいと思うようになった他の理由も皆さんにお伝えしたい。
①ガウディ建造物がたくさんある
普通にショッピングする所、公園など街のあちこちにガウディ作品がある。
写真はグエル公園だが、ここは早朝だと入場料要らずで中に入れる。
節約旅だったので、これはありがたかった。
早朝の公園はあまり人がおらず、ゆっくり見て回れる。
②海が近くてのどか
「バルセロナがのどか」
イメージできるだろうか。
私は、バルセロナはサグラダファミリア以外はサッカーが有名なことしか知らず、どんな所かなんて全く知らなかった。
というより、スペインのどこにあるのかなんて、恥ずかしながら知らなかった。
だから海が
あることにまず驚いた。
そして時間をゆっくり味わうことができるような空気。
うるさくなく、海の匂いが、喧騒とした日々やしがらみから全てを解放してくれる。
また道幅も広かった印象もあり、子育てしやすいなとなんとなく思った。
市場はカラフルで、私はこの安くて美味しいドリンクを飲みまくった。
見るだけで、いるだけで楽しい雰囲気。
この街に住むのも良いなと思えた理由の1つ。
③ご飯、カフェ、やっぱりヨーロッパ
これは言わずとも、ご飯が美味しいのは想像できるだろう。
カフェもおしゃれ。ゆったりできる。
写真がないのは、イメージできるかと思って、ここでは省略。
とりあえず、また行きたい場所 バルセロナ
観光と住むは違う。
これだけはちゃんとわかっているつもりだ。
なぜなら、私はなんやかんや5年くらい韓国に住んでいたからだ。
だから住むならしっかり調べる。
今回は観光として行って、印象がとても良かったから
簡単ではあるが、当時の記憶を遡って書いてみた。
書きながら、やっぱりまた直接サグラダファミリアが見たいと思った。
できるのなら、あのルパンに出てきたbarの店主のように
完成を見守りながら暮らしてみたい。
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