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町田市国際版画美術館に行ってきて私のpicturesqueを残していこうと思った
先月、町田市立国際版画美術館に行ってきた。
もともと絵を見ることは好きだったが、
2年前くらいに川瀬巴水の絵が好きになり、「版画」というものに興味が湧いた。
(大田区郷土博物館での川瀬巴水展も見に行ったが、お気に入りの版画をたくさん発見できてとても良かった)
だから、東京で版画美術館があると知った時は「行きたい!」
と思ったが、なかなかタイミングが合わず。
でもなんとなく美術館のHPを見たら、巌谷國士氏の講演会というよくわかんないけどイベントの受付もしているということで、せっかくならとこの日に合わせて行ってきました。
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巌谷國士氏に関しては、このイベントをきっかけに知りました。
「旅と版画 驚異・発見・夢想」という御自身が出版した本をもとに今回講演されていてましたが、他にもたくさんの本を出されているすごいお方だった。
講演内容はとても面白かった。
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その時に心に残ったことをメモしていたので、そのまま書く↓
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picturesque(ピクチャレスク)
絵になる風景
ツアーなんて馬鹿げている。
情報を見て実際に見てみると違う。
本質的な旅は新しい驚異を発見する。
身体的感覚を感じるのが旅。
観光・ツアーは計画されている「点」だけ。
旅は「線」。過程から。
旅は日常。点ではなく、線にしろ。
生きることはjourney。
昔の人は本質的な旅を知っている。
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絵については↓
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何もないただの風景を描く。
コローが描き始めた。
前まではマグダラのマリアや人など何かあっての背景だった。
ここから印象派がでてきた。
版画は油絵が重いから複写できる流行。
グランドツアー 金持ちたちに流行。
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ただのメモ書きなので、何についてと思うかもしれないが、
私の記録なのですいません。
この中で1番印象に残ったのは
「ピクチャレスク」という言葉。
調べてみると、フランス語に由来し、英語でもpicturesqueと綴り、
「絵のような」「絵のような美しい」と訳されるそう。
まず何より「ピクチャレスク 」という言葉があることに感動し嬉しかった。
「絵になる風景」は周りを見渡せば常にあり、
ずっと「絵になるな〜」って思って目を奪われて。
言葉にするのが難しいけど、昔から発していた言葉が違う言葉で存在して
自分にフィットする、ストンと落ちる感覚だった。
それとこの言葉を聞いてから、
絵のように美しい風景を撮ってきた写真から
「ピクチャレスク フォルダ」を作りたいと思った。
そしてnoteで私が美しいと思った場面たちを載せていきたいと思った。
日常、旅を通して出会った
絵になる風景を、ここに残していきます。
ちなみに↓は写真撮ってOKの版画の中でも、気になった作品です。
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