人生をふりかえったら悪いところばっかり見えてくる
きっといいことひとつぐらいはしてきただろう。
周りを見渡しても、癌になった同級生なんてどこにも見当たらない。
なんで僕だけこんな目にあわなきゃいけないんだろう。
スピリチュアルな先生からは癌になるには理由がある、と言われた。
これまでの生き方を神様から問いただされているのか、それとも失うことで僕に何か気づきを与えたいのか?
河原を走ってる人をみたらこう思う。
『気持ちよく走りやがって羨ましい』
人生疲れて苦しんでる人をみればこう思う。
『五体満足しっかりやれよ』
自殺の報道を聞くたびに、、
『僕に肺をくれ』
5分もあればどん底まで落ち込めるほど考えはネガティブだった。
そんななか大切な人へひとりひとり癌の告白を済ませていった。
なんだか、生前告別式みたいだった。
なんとか平然を装い、立ち直った風を気取るが、僕から出る波動は相手を動揺させた。
僕自身、病状も理解していないし予後もわからない。
ただただ一つの真実。
僕の左肺にはひっそりと癌が住みついてるってこと。
目をつむれば、人生の悪行ばかりが思い出される。
今更謝っても反省してもどうにもならないのは分かっている。
でももしあともぉ少しでも、、
命を与えてくださるのなら、人のために生きよう!!
目の前のあなたのために命を注ごう!!
カラダが滅びても魂だけはこの世に生き残るようなそんな人生を送らせてください!!