カップルカウンセリングがもっと普及すればいいと思った話。
カップルカウンセリングに行ってきました。
2人の問題について、3日間毎日14時間ぐらい話しても、双方の納得のいく結論が出せず、お互いに不信感が芽生えてきました。
そこで、専門的な知識のある第三者に介入してもらい、お互いの気持ちを代弁してもらうことが、目的でした。
今回は、以下のニーズを満たせるカウンセラーにお願いしました。
・国家資格の臨床心理士資格保持
→専門的な知見をもとに、状況を判断してほしいため。
・インターナショナルなバックグラウンドを持つ日本人
→日本の価値観と海外の価値観の両方を理解してほしいため。
・1回のカウンセリングで、カウンセラーの見解まで出してくれる
→今回は論点がまとまっていたので。初回はヒアリングのみのところもある。
カップルカウンセリングの流れ
あくまでも、依頼者がどう進めたいのかにも寄りますが、私たちの場合を例に出します。
1)カウンセラーに今回の目的をそれぞれ伝える。
(目的が揃っていなくてもOK)
2)個別でカウンセラーに気持ちを話す。
(一方が話している時は、別室で待機)
3)双方の話を聞いた後、カウンセラーとしての見解を述べる。
4)カウンセラーの見解について、意見を交互に述べる。
5)最後に、今回のカウンセリングについて質問があればする。
という流れでした。
気持ちの供養ができた。
結果、カップルカウンセリングを受けて、とても満足しました。
私たちが、何度話し合っても掴めなかった原因を、カウンセラーが紐解いてくれたからです。
私たちの場合は、価値観の不一致でした。
よく聞くワードですが、自身や相手の価値観をどれだけわかっているかと言われると、いざ答えられないものです。
そこには、ありのままの自分が隠れていました。
私は、どんな意見も受け入れられるダイバーシティーな価値観を持っていると自分で考えていました。
でも、実際は、日本で生まれ育ち、文化や環境に根付いた価値観を持っていたのです。
なんとなくは分かっていたけれど、私は自分がドメスティックな人間だと思いたくない余りに、見逃していたポイントでした。
一方で、相手は、自身の過去によって価値観が変わり、精神的な信念を大切にする価値観だったのです。
そして、価値観の不一致で、相互の望むものが異なっていたのです。
相互の望むものを叶えてあげたいけど、自身の価値観が異なるから、本音で協力できない気持ちが湧いていました。
でも、無理に相手の価値観に合わせる必要もないことも、教えてくれました。
自分の望みを相手に合わす必要はなく、自由に望めば良かったんです。
お互いに気持ちがあるからこそ、なかなか出しずらい結論でした。
でも、カウンセラーから伝えてもらうことで、より現実的に理解をできた気がします。
経験を踏まえて次にどう生かすか。
私たちの蟠りは偶然起こるものではなくて、起こるべくして起こったことでした。
原因がはっきりしているため、この経験を次にどう生かすか考えてみました。
・自分のベースとなる考え(=価値観)
・自分の望み
これらを見誤ったことが、関係性の進捗に大いに影響をしていました。
しかし、どちらかが妥協することは幸せではない、と考えました。だから、次は見誤まらないようにするために、
・今の自分を認める
・望みに素直になる
ことを練習していこうと思います。
まとめ:バーバルコミュニケーションも正義。
よく、言葉よりも行動、という言葉を聞きますが、カウンセリングをきっかかけに、バーバルコミュニケーションの重要性を感じました。
正直、私は人間関係において、言葉で何かを伝えることが苦手でした。相手を傷つけたくない私は、どうしても言葉をオブラートに包んでしまいます。でも、それだといくら話しても相手には伝わらず悩んでいました。だから、無理矢理行動を起こし、相手に気持ちを察してもらおうという考えでした。
でも、カウンセラーが私の言葉のオブラートを剥がしてくれ、第三者の意見として相手に伝えてくれたことで、私の気持ちがスッキリしたのです。
これからは、バーバルコミュニケーションを積極的にしていこうと前向きになれました。
私も含め、日本の女性は、自身の気持ちを貯め過ぎる余り、爆発してしまうことが多いのではないでしょうか?
ぜひ、私と同じような方には、言葉で相手との蟠りを取り除く経験をしてもらいたいと思いました。私自身、人間的な成長を感じることができました。もしうまく伝わらなくても、カウンセラーを通して伝える心強い手段もあります。
カップルカウンセリングを通して、お互いの関係性を、話し合いで解決し合う文化が根付きますように。
心からお祈りします。