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お酒もタバコもしない人

お酒は飲めない体質ではないけど飲まない。タバコも吸ったことがない。どちらも健康という面ではよくはない嗜好品である。

私がどちらもしない理由は単純に興味がわかなくてそれほど美味しいとは思わなかったから。病気になりたくないし健康でいたいけど、別にそのために意識的に節制しているわけではない。

損得勘定というより好き嫌いで決めている。私とは真逆のお酒もタバコもやる人も同じ感覚だろう。ただ単に私とは好き嫌いのベクトルが逆なだけ。

今の職場は不思議とお酒やタバコを嗜む人が多い。彼女たちに「なんでお酒やタバコしないの?」と聞かれたりする。お酒やタバコに興味がないし、それらより他の優先順位が高いからという類いの返答をする。するとつまらない人、この人とは合わないな、何か変わってると思われたんじゃないかと相手の声や表情から感じとってしまう。(私の思い違いかもしれないけど)

私は人から否定されるのが怖いし、自分を認めてもらいたい感情がわりと強いと思う。だから認めてもらえなかったと感じると、それまでの『自分は普通じゃないかもしれない』という不安が、『やっぱり自分は普通じゃないんだ』という確信に変わり落ち込む。

立場の違う人と会話をして承認欲求が満たされずに一人勝手に傷ついていたけれど、私も他者を傷つけている可能性もあるなと気づいた。

私はお酒やタバコに興味ないし、優先順位が低いと率直に答えてしまった。でもこの言動は他者の大事にしている価値観(今の場合、お酒やタバコ)を否定してしまっているのではないか。自分は人から分かってほしいと求めているのに、他者に対しては反対のことをしているのでは?

自分の主張を伝えるというのは時には違う立場の人を傷つけてしまう恐れがある。情けないけど今まで気づきもしなかった。

伝え方って大事なんだ。


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