良いことが悪いこと?悪いことが良いこと?
何かが起きた時
「あー、もう最悪…!」
「あんなことがあって気の毒だね。」
などあると思います。
また、それとは逆に
「わ!これってラッキー!」
「あんなことが起こるなんて嬉しいね!」
などもあるかも。
それでも、それからしばらく経って…
良いこと、と思っていたことが、大きな問題になることも。
深い深い落とし穴だったりすることも。
悪いこと、と思っていたことが、大きなターニングポイントになることも。
もっと辛い事の難逃れとなる出来事だったりすることも。
「人間万事塞翁が馬」
にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま
紀元前の中国の書物『淮南子(えなんじ・わいなんし)』に由来する逸話の中の言葉です。
この解釈はさまざまですが
・幸せも不幸せも予測できず、何が禍福に転じるかはわからない。
・幸不幸は予測し難いので、安易に悲しんだり喜んだりするべきではない。
などあります。
何が幸せで、何が不幸なのかは、直ぐにわかるわけでも、決まるわけでもないです。
嬉しい時や調子の良い時、注意力が落ちたりします。
悲しい時や悔しい時、それでも幸せを願って前を向く時があります。
まるで呪文のようなこの言葉。
頭の中で、妄想の中の自分のドキュメンタリー番組に、別の人の声でナレーションを流すのはこの言葉が元になっているのです。
まだまだできない時も多いです。
それでも、これを知っていると、ちょっと注意できたり、ちょっと気持ちが楽になるような、ちょっと励まされるような。