中卒おっさんが行政書士試験合格した話6
令和6年度行政書士試験の日が近付いてきましたね。
今年受験をされる方、本当に追い込みをされていると思います。最後の最後まで諦めずに頑張って下さい。
試験直前に起きた変調
模試終わった辺りからでしょうか。勉強を続けていた自分に突然の変調。
それまでは何とか苦戦しながらも1歩1歩確実に進めていたと思います。調子は悪くもなく良くも無い、実に淡々と勉強を続けておりました。
しかし、変調は突然訪れました。
今まで難なく何度も解けていた問題が急に解けなくなる。グルグルと過去問を何度も解きまくっていたのですが、今まで3~4回やって解けていた問題が急に解けなくなりました。
最初は疲れているだけかな・・と少し長めの休憩を取っていたり、まあ、その内、調子は戻ってくるだろうと楽観的な考えで勉強を続けていたのですが、何かおかしい。調子が戻るどころか、間違いがどんどん増えてくる。
一体自分に何が起こっているのか分からない状態でした。
おかしい・・割と得意だったはずの民法ですら間違いが多発している。
今まで1度も間違った事のない問題ですら間違い始める。明らかに自分の中で何かが変わり始めていました。
症状は悪化していき、酷い時には座っている事すら出来なくなりました。
座って勉強しようと思っても、直ぐに立ち上がってしまう。無理に座って勉強すると間違いを多発してしまう。まさに悪循環そのものでした。
試験直前の今時期、どうしても外せない飲み会と集まりがあったので、2日間全く勉強が出来ない日が続きました。内心、勉強のし過ぎで疲れがピークになったのだろう、この時期、2日間勉強を全く出来ないのは、かなりの痛手ではあるが、これでリセットされるはずだと自分に言い聞かせました。
勉強再開したものの、やはり調子は戻らない。リセットされない。
むしろ悪化している。座っている事が出来ない。散歩して気晴らしして、また勉強再開・・・だが、10分も座っていられない。夜もあまり寝れない。寝不足のまま現場へ行く事も多々ありました。
勉強しなければいけない、でも勉強すればするほど自信を失っていく。
不調・・・いや、絶不調に陥った原因も分からない。熱があるわけでもない。今思い出しても、この時は本当に辛かったです。
直前期故の焦りからか、応援してくれた人にすら当たり散らしてしまう。
当たりたくないのに当たってしまう。自分自身、本当に最低で直前期にして最大の山場でした。
絶不調!それでも
いきなり襲われた原因不明な絶不調。
そんな中でどうしたかというと、結局は勉強を続けました。直前期だったので勉強しなければいけないと思い続けていました。
ただし、間違った問題は丁寧に見直す、1つでも良いからしっかりと定着させること。これを念頭に置きました。ハイペースを止め、ゆっくりと丁寧な勉強を心掛けました。それしか出来ませんでした。
ただ、自信を失いつつあったので、モチベーション自体もだだ下がり状態でしたので、YouTubeでモチベーションアップ動画を見たり、音楽を聴いたりと自分で自分を騙し誤魔化しながら何とか気持ちを保つ様にしました。
人よりやった分だけの話 人よりやった分だけお分かり?
絶不調による急激なモチベーション低下。
しかし、勉強はやらなければならない。続けなければならない。
そんな中で、最後の砦となった言葉が「人よりやった分だけの話 人よりやった分だけお分かり?」でした。
これは、日本人ラッパーのAK-69 「Ride Wit Us」という曲の中にある歌詞です。自分は勉強期間中、休憩中や勉強後の仕上げに軽い筋トレする際に、この曲を何度も何度も聴いてました。おそらく何百回だと思います。
モチベーションが下がった時には、とても心強く背中を押して貰える素晴らしい曲だと思います。もちろん、今でも聞き続けています。
「人よりやった分だけの話」そうだよな・・・確かにそうだ!大の勉強嫌いな生粋の中卒おっさんが行政書士試験合格を掴み取るには、至ってシンプルに「人よりやるしかない!」この言葉を何度も何度も胸に刻みました。
人よりやった上で、受講講師が最後の講座で言っていた「最後の最後の最後まで諦めず、足掻いて下さい!」この言葉も胸に刺さりました。
本番まで諦めず足掻いてやろう。足掻きまくってやろうと決めました。
絶不調のまま本番突入!
無理やりモチベーション上げつつ、日々自分を誤魔化しながらも
試験前日の最終勉強を終えましたが、
とうとう調子は戻らず、絶不調のまま本試験へ挑む事となりました。
試験は午後から。試験会場はよく分かっている場所だったので、事前の下見も無し。車で近くまで行く為、駐車場だけ確保。
エネルギー補給を考えチョコとゼリーを用意。事前に心拍数を整える為のガムもOK(会場入りした際や試験中は、もちろん食べてません)
試験会場は時計がないとの事でセイコー腕時計を準備。
時報に合わせ1秒の狂いも無し。(多分)
やるだけの事はやった。最大の友と呼べる合格革命と絶対忘れてはならない受験票を鞄に入れ後は本試験へ挑むのみ!!と気合を入れて外に出てみたら
「さっっっむ!超さっっむ!」
前日まで11月にしてはポカポカと暖かい日が続いていたのに急激な寒さ。
まさに季節の変わり目。
暖かさはすっかりなくなり冷たい風が吹き荒れていました。
玄関開けて、わずか1秒で寒さにやられテンション落ちつつも試験会場へ向かいました。
試験会場到着、そして本試験へ
試験会場へは午後0時10分位に入室。入室自体は11時50分には出来ますが少しゆっくり入りました。
入室直後に目についたのは、机にやり込んだであろう教材を
山の如く積み上げていた方。別に禁止はされていないでしょうから
問題無いと思いますが、あの量を持ち運ぶって重かっただろうな・・と
感じたのを覚えています。
試験開始直前まで見直そうと教材沢山持っていくと荷物が多くなり大変ですからね。自分は合格革命1冊のみでした。
それに、自分で思ったほど見直しは出来ない様に思いましたので
(絶不調継続中だし)見直しよりも出来る限り場の空気とでも言いますか、本試験会場独特であろう空気・雰囲気に慣れる事を優先しました。
そうえいば時計は・・・「無い」といより、目隠しされていました。
何でわざわざ目隠し?
とも思ったのですが気にしても仕方ないので場の空気になれる事を優先。
ペラペラと数ページ捲っている間に、お堅そうな試験員の方が入室。
いよいよ本試験の開始です。
いつも長くなってすみません。一旦区切ります。
お読み頂き誠にありがとうございました。