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中卒おっさんが行政書士試験合格した話

中卒、解体作業員の40代おっさんがR5年度行政書士試験に3カ月ちょっとの学習期間を経て一発合格した体験を書いていきたいと思います。これから志高く行政書士を目指される方々へ少しでも参考になれば幸いです。

長い上に文章が上手くありませんので読み辛い点が多々あるかと思いますが、温かい目で見て頂ければ幸いです。

自己紹介

中卒40代解体作業員のおっさんです。以上です。・・だと少々味気ないのでもう少し付け足します。解体作業員と言ってもオファーがあれば現場ごとに参加するフリーの解体作業員ですから、何処かに所属している訳ではありません。自営業に近いと思います。よって後程出て来る勉強時間確保についてですが、少しだけ確保はし易かったと思います。その他、細々とした様々な仕事を請け負い日々をしのいでおります。

行政書士について

「カバチタレ」等の漫画は好きだったので、漫画で得れる範囲内では知っていた程度です。「士業」って何かカッコいいものなのかな~とぼんやり思ったのは覚えています。少しだけ「士業」というものに潜在的憧れがあったかも知れません。
行政書士試験の難易度や細かい試験科目等は勉強開始直前になって調べ把握した次第です。

行政書士試験を受けた理由

解体の仕事は嫌いでは無いので仕事自体は問題は無かったのですが、年齢を重ねる度に腰を悪くしてしまい、現場仕事を続ける事に危機感を持ったからです。
一例として10日間現場に出て腰をいわして10日間近く寝込む(動けなくなる)という事態がおきてしまい、このままいったら、いつかは稼げなくなるな・・と思ったのがきっかけでした。解体作業以外でも何か自分自身の武器を増やしたいと思った事も理由の一つです。40代となり、肉体的に無理が出来なくなってきたのを強く実感しました。


行政書士を選んだ理由

志し高く行政書士を選んだ方には大変申し訳ないのですが、自分は正直、
初動での志しはそもそも低かったと思います。ただ、決して舐めていたわけでもありません。
「短期間で取れる」「国家資格」「士業」などのキーワードで色々検索をした結果、「行政書士」に辿り着きました。

調べ始めた時が7月上旬でした。
元々性格的にじっくりと長期間腰を据えて勉強する事は出来ないので、真剣にやれば数ヶ月で取れる資格に的を絞って調べてました。

行政書士の他にも、司法書士、社労士、弁理士など出て来ましたが司法書士は調べてみると数ヶ月で合格はとてもじゃないが無理だろと思いました。ネット情報程度ですが3000時間の勉強時間が必要とか目にして、ハードル高過ぎじゃん・・と思って断念しました。

社労士に至っては、そもそも受験資格すらない様だったのでパス
弁理士は難関な上に、ざっと調べた結果、受験科目自体に興味が持てそうになく、やはりパス。他にも「宅建士」がありましたが、宅建士は、まだ「宅地建物取引主任者」と呼ばれている時に、思い付きとノリと勢いで試験を受け合格しているのでこれもパスしました。20代前半の時で思い出せば懐かしいです。頑張って2カ月間勉強したのを覚えています。

って言っても、合格したなんて20年以上も前の事ですし、何なら合格しただけの活用していない単なる死格所有者なわけですからね。それ以来、20年以上、各種法律関係の勉強なんてしなかったですし。せいぜい、漫画や手にした各種書籍にさらっと記載されている部分に目を通してきた程度です。

あれもパス、これもパスと自分なりに
基準を設けて調べている内に「行政書士」へと辿り着きました。


先ずは挑む相手を知る事から


行政書士に的を絞ったのは良いものの、どれ位の合格率で、どれ程の勉強時間が必要なのかを調べました。法律の予備知識がある方で500~600時間。
全くの経験が無い方で800~1000時間。・・・なるほど、20年以上前に宅建士試験に合格しているおっさんは何に該当するのだろうか・・などと考えながら調べていました。

そして「短期で合格」が可能か否かも、自分にとっては非常に大切な部分でした。長期でしっかりと腰を据えて勉強するのがそもそも大の苦手な自分。

恐らく頑張っても4~5カ月が限界だろうと過去の自分を振り返り思った次第です。そりゃあそうですよね、あくまでも勉強だけに限って言えば(他の要因はともかくとして)、しっかりと腰を据えて若い時に勉強出来ていたなら「中卒」で終わっているわけもなく。

行政書士は短期で合格出来るか否か、その点を更に掘り下げて調べてみました。そうすると一定範囲ですが数ヶ月で合格している方々って居るのですよね。3カ月~4カ月で合格されている方とか。最短で2カ月とか書かれている方も居た様な気がします。

気になって、その方々が書かれているブログなどを拝見させて頂くと、なるほど確かに短期合格出来る様な雰囲気漂うノウハウが一部記載されている。しかし何やら書かれている事が小難しい・・・。プロフィールを見ると司法書士資格保有者や有名難関大学卒・・・法学部卒・・ゴリゴリの進学校卒、中小企業診断士合格・・などの自分から見れば輝かしい経歴の数々。

・・・なるほど、確かに短期合格は凄い。・・が、何かこの方々の真似は出来そうにないと早々に退散しました。もちろん、その方々は素晴らしい努力をされて来たわけですから、その方々には何の落ち度もなく、自分が勝手に「あー・・この方々の頭の良さと自分は違うんだな~笑」と決めつけた次第です。何せ、こっちは生粋の中卒(自分が悪いのですけどね)ですから、参考には出来ないな・・と勝手に判断してしまった次第です。

よって、短期で合格された方々の体験記は、正直、自分にとっては、あまり参考にはなりませんでした。もちろん世に出ている短期合格体験を全部を見たわけではありませんので、全てが参考にならないわけでは無いと思いますし、あくまでも自分が勝手にフィルターをかけてしまった事が原因だと思います。


短期合格する為に

色々と調べている内に、学習時間を確保しつつ3~4カ月真剣に勉強すれば短期合格は可能なのかもしれないという結論に達しました。

では、「どうするか」今度はここに的を絞りました。

独学で見事成果を出されている方々も居る・・しかし、勉強するという習慣と経験がそもそも乏しく、何なら勉強の仕方すら良く分かっていない自分が、一から必要教材を取り揃え、短期間で効率的な勉強を始めるなんて、どう考えても不合理だという結論に達した為に、「短期合格」を売りにしている講座を受ける事にしました。

講座を選ぶポイント


「行政書士」「短期合格」に的を絞って調べていると幾つか出てきました。
さて・・今度は講座選びかと。それぞれの講座には特色がある様でしたが正直見分けが付きませんでした。どれも良さげに見える。

かと言って「講座の値段」だけで選ぶのもどうか。色々迷ってしまう。
経験上、安物買いの銭失いはしたくない。せっかく勉強するのだから相性の良い先生に教えて貰いたい。

こんな時に便利になりましたよね。お試し講座を受ける事も出来るし、YouTubeで気軽にその講座を担当している先生を見る事が出来る。

自分は相性に重きを置いて選定しました。もちろん、大半の先生はお試し講座とは言え分かり易いですし、ぐっとポイントを絞っているのも分かる。

ここで言う相性とは、「話し方」「声のトーン」「話の間」です。
個人的な主観なので参考にはならないかも知れません。

義務教育時代、稚拙な言い方ですが「何かこの先生の話し方嫌い」と思ってしまった結果、その後、その科目自体が大嫌いになってしまった古い記憶が蘇って来ましたので、長時間(自分基準で1~2時間)聞いていても「飽きない」「疲れない」をポイントに選びました。

余談ですが、義務教育時代にクリスタルキングばりのかん高い声&独特の間と早口で授業をしてくれたあの男性教師は元気かな・・

お陰で理科が今でも大嫌いです。


長くなってしまったので一旦区切ります。
読んで頂き誠にありがとうございました。






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