新世界。
60数歳の非常勤の同僚。いつも冗談ばっかり言ってるおじ(い?)ちゃんだけど、私は去年からずっと仲良くしてて、彼オリジナルの「オヤジギャグ集」とか「幼児ギャグ集」とか、いつもよく分からないプリントをいただいたりする。(苦笑)
今日、私は静かな場所を求めて印刷室の片隅で働いていたんだけど、彼はそこに遊びに(?)来てくださって、
「こじかさんって幾つなの? やっぱり65歳まで働くの?」
なんて訊かれる。
「年金もだんだん減るしねぇ。」
とか。
私、もはや家族もないし、年金が減るとか増えるとかそんなの一切関心が無くって、本当はそういうことまったく興味が無いんだけれど、
「ですよねぇ。」
なぁんて返事をする。
昨年度まで同じ部署だった若い女性にも、夕方の会議の席(開始前)で、
「こじかさんは最近元気ですか?」
と訊かれる。
「ううん。ちっとも元気じゃ無いよ。なんで?」
「えっ? ご挨拶です。」
「あ、なるほどね♪」
本来なら、
「この時期ってホントしんどいよねぇ…!(>_<)」
みたいな返事ができれば良かったんだろうけれど、ゴメンね。
*****
この春やって来た胡蝶蘭の新ボス。
彼女は彼女の部屋の外の掲示板に、毎日、世界の偉人(?)の名言を貼っていて、それは好評だったりそうでなかったりもするんだけれど、今日のそれはどこぞの哲学者の言葉で、
みたいな内容。何、それ…???
私、もう一度、本気で笑えるような日々が来るのかなぁ…?
「今のようなつらい日々が一生続くはずなんてはずは絶対に無いですから!」
と心療内科のドクターは力強く言ってくださるのだけれど、今の私にはそれが想像できない。仕事を辞めるとか、(どこか遠くに(今の「部屋」を捨てて!))転居するとか、別の人(たち)と暮らすとか、名前を捨てるとか、ホームレスになるとか、出家するとか、喋るのを一切止めるとか、そして、死ぬとか、そんなことでもない限りもう2度と笑える日々なんて訪れないのではないかと思う。
疲れた。
微調整、疲れたよ。
もの忘れ、したいなぁ。
すべて、忘れてしまいたい。